チェコ首相「独や仏だけがヨーロッパではない」 #nhk_news https://t.co/tf3xQL85kO
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月24日
チェコ有数の大富豪から政治家に転身し「チェコのトランプ」とも呼ばれるバビシュ首相がNHKのインタビューに応じ、EUが抱えるさまざまな問題の解決をめぐり「ドイツやフランスだけがヨーロッパではない」と述べて、大国が中心となって問題解決を進めようとする今のEUの仕組みを変える必要性を訴えました。
バビシュ首相はチェコ有数の実業家でしたが2012年に既存政党を批判する新党を設立して政界に進出すると、おととしの議会選挙で勝利し、一躍、首相の座に就きました。
24日都内でインタビューに応じたバビシュ首相はEUが抱える難民や貿易などの問題の解決について「ドイツ、フランス、それにヨーロッパ委員会だけがEUなのではない。ほかの国々も問題に関わるべきで、もっと積極的になるべきだ」と述べて、大国が中心となって問題解決を進めようとする今のEUの仕組みを変える必要性を訴えました。
その具体例としてバビシュ首相は、アメリカとの貿易協定の交渉が行き詰まっているにもかかわらず、EU加盟国の中でアメリカと関係が深いポーランドなどとのパイプが活用されていないと指摘し、さまざまな問題でチェコを含めた各国の発言力を高めるべきだと強調しました。
一方、22日に参列した「即位礼正殿の儀」については「チェコを代表して参列でき大変光栄だった。天皇皇后両陛下とことばを交わすこともでき、とても感動した」と話していました。