国連事務総長「政治指導者は市民の切実な願いを聞け」 #nhk_news https://t.co/c2BzPI0v14
— NHKニュース (@nhk_news) October 26, 2019
国連のグテーレス事務総長が25日、ニューヨークの国連本部で声明を発表し、「われわれは世界中で人々の抗議運動の波を目にしている」と指摘しました。
具体的には触れていませんが、政府の汚職などに抗議が広がる中東レバノンや公共料金の値上げへの反発が強まる南米のチリ、民主化を求める香港などでの動きを指しているとみられます。
この背景について、グテーレス事務総長は「市民と政治の信頼関係が大きく崩れていることは明らかだ。グローバル化と技術革新が社会に不公平という負の遺産をもたらしている」と述べ、政治への不信感の高まりがあるとの認識を示しました。
そのうえで、「政治指導者は市民の切実な願いに耳を傾けるべきだ」と述べ、言論の自由を守り、市民の不満をやわらげるための政策を検討するよう呼びかけました。
こうした抗議活動では一部が暴徒化したり、治安当局の取締りによって死傷者が出ていることから、グテーレス事務総長は暴力が連鎖的にエスカレートすることへの強い懸念を示しました。