パキスタン インドによるカシミール地方の直轄化を非難 #nhk_news https://t.co/GaqvBA31D6
— NHKニュース (@nhk_news) October 31, 2019
インドとパキスタンは長年、カシミール地方の領有権を争っていますが、インド政府は、ことし8月に自治権を撤廃したジャム・カシミール州について、統治を強化するためだとして、10月31日、政府の直轄地にしました。
これについて、パキスタン外務省は、声明を発表し、「インド側による措置は一方的かつ違法な行為で、到底受け入れられない」としてインド政府の対応を強く非難しました。
そのうえで、「自治権が撤廃されたことし8月以降、カシミール地方では外出禁止令が続けられ、住民たちの移動が制限されている。女性や子どもたちも違法に拘束されている」などと指摘し、インド側に対し、速やかな自治権の回復を求めました。
一方、インド政府は、今回の措置について、「経済発展を進め、治安を安定させるためだ」としていて、モディ首相は、カシミール地方の州を政府の直轄地にした意義を強調しています。
カシミール地方をめぐっては、10月19日に双方の軍が停戦ラインを挟んで攻撃し合い、兵士や住民が犠牲となっていて、今回の措置を受けて、軍事的な緊張が再び高まることが懸念されます。
India defends Kashmir change as Pakistan weighs in https://t.co/Vpz8mhETI8
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2019年11月1日