https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

EU=ヨーロッパ連合の統計局は31日、ドイツやフランス、それにイタリアなどユーロ圏19か国のことし7月から9月までのGDPの伸び率を発表しました。

それによりますと、伸び率は物価の変動を除いた実質で、前の3か月と同じ0.2%にとどまり、低い水準が続く結果となりました。

背景には、アメリカと中国の貿易摩擦やイギリスのEU離脱に向けた影響で製造業を中心に生産活動が停滞していることがあります。

こうした状況を受けて、ユーロ圏の金融政策を担うヨーロッパ中央銀行はことし9月、3年半ぶりの利下げに踏み切り、景気の下支えを図ろうとしています。

ただ、先月にはアメリカのトランプ政権がヨーロッパからの輸入品に最大で25%の関税を上乗せする措置を発動するなど、貿易をめぐる対立が激しくなるおそれも出ていて、ユーロ圏の経済をめぐる先行きは不透明感が強まっています。