カンボジア 野党関係者相次ぎ保釈も政権の締めつけに不安 #nhk_news https://t.co/hnv4oRCbnG
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年11月15日
カンボジアでは、フン・セン首相を批判し、国外で生活を続けている最大野党の前の党首が、今月9日に帰国すると予告をしたことを受けて、野党関係者など70人余りが逮捕されましたが、この前党首が帰国を断念したため、フン・セン首相は14日、野党関係者などの保釈を指示しました。
これを受けて、15日、野党関係者が相次いで保釈され、このうち首都プノンペン近くのカンダール州で60日余りにわたって拘束されていた34歳の男性も解放されました。
男性は、SNS上で野党に関する投稿をシェアしたことで逮捕されたということですが、NHKの取材に対し「警察からは何の犯罪にあたるかなどの説明はなかった」と話していました。
さらに男性は「強盗や殺人など警察が逮捕しなければいけない罪を犯したというのか。これでは、また、いつ逮捕されるかもわからない」と訴えていて、野党関係者の間では政権側による締めつけへの不安が続いています。
国際社会では、フン・セン首相が野党関係者に対して強権的な手法をとっていると批判が高まっていて、EU=ヨーロッパ連合がフン・セン政権に対して制裁も検討しています。