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16日に行われたスリランカの大統領選挙で、連立与党の候補を破り勝利したゴタバヤ・ラジャパクサ氏は18日、宣誓式に臨み、正式に大統領に就任しました。

就任後初めての演説で、ラジャパクサ新大統領は「外交関係では中立を求めていく。われわれはスリランカをめぐる大国間の争いを排除していく」と述べ、中国だけに偏らないバランスのとれた外交を目指す考えを強調しました。

新大統領の兄のマヒンダ・ラジャパクサ元大統領の時代には、大規模な港湾施設が誘致されるなど、中国との関係が強化されました。

スリランカ海上交通路、いわゆるシーレーンの要衝にあたることから、近隣国のインドや日本などからはラジャパクサ新大統領が兄と同じ中国寄りの政策をとる可能性があるとの懸念が出ていましたが、18日の演説では、そうした懸念を打ち消した形です。

一方、ラジャパクサ新大統領は、ことし4月にホテルなどが標的になった同時爆破テロ事件を踏まえて「治安を確保するためのメカニズムを変えていく」と述べ、治安対策に最優先で取り組む考えを示しました。

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