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皇后さまは9日、56歳の誕生日を迎えられました。天皇陛下の即位のあと、皇后として迎えられる初めての誕生日です。

皇后さまは誕生日にあたって、文書で感想を寄せられました。

この中で、皇后さまは、ことし5月1日の天皇陛下の即位からこれまでを振り返り、「御即位に伴う一連の行事を陛下がご無事にお済ませになり、私も、陛下のお力添えを頂きながら、一つ一つの行事に無事にご一緒させていただくことができましたことに安堵し、嬉しく思っております」と述べられました。

そして、5月の一般参賀や11月の祝賀パレードについて「多くの国民の皆様から、思いがけないほど本当に温かいお祝いを頂きましたことに、心から感謝しております」と記すとともに、「日本国内各地で出会った沢山の笑顔は、私にとりましてかけがえのない思い出として心に残り、これからの歩みを進めていくうえで、大きな支えになってくれるものと思います」とつづられました。

また、「このような国民の皆様の温かいお気持ちは、平成の御代の間、上皇上皇后両陛下が国民と苦楽を共にされながら、長きにわたって国民に寄り添われ、御立派にお務めを果たされたことによるところが大きいものと深く感謝しております」と記されました。

そのうえで、「これからの日々、陛下とご一緒に、国民の皆様の幸せを常に願いながら、寄り添っていくことができましたらという思いを新たにしてまいりました」と述べられました。

皇后さまは続いて、相次いだ災害に触れ、「台風19号など、今年は幾つもの災害が重なり、日本国内の広い範囲が大きな被害に見舞われたことは大変残念なことでした。犠牲になられた方も多く、深く心が痛みます」と記し、「今後、復旧が順調に進み、被災された方々に安心できる生活が一日も早く戻ることを心から願っております」と述べられました。

さらに、世界で紛争や内戦が続いていることなどを取り上げ、「アフガニスタンで長年にわたり医療活動や灌漑施設の整備などを行い、復興の支援をされてきた中村哲氏が、最近現地で命を落とされたこともとても残念なことでした。人々が安心して暮らせる平和な世界が実現することを願ってやみません」と記されました。

皇后さまは9日、皇居・宮殿で、皇族方や三権の長などから祝賀を受ける行事に臨み、夜には、ご一家で、上皇ご夫妻や秋篠宮ご夫妻などとお祝いの膳を囲まれます。

今年は、30年以上にわたる平成の御代の終わりに上皇陛下がご退位になり、5月初めに天皇陛下がご即位になって、新しく令和の御代になりました。誕生日を迎えますのにあたり、時代の節目となった今年を振り返りますと、深い感慨に包まれます。

年の初めから、上皇陛下の御即位30年、上皇上皇后両陛下ご結婚60年をお祝いする様々な行事や、退位礼正殿の儀を始め、上皇陛下の御退位に関わる様々な行事がございましたが、平成最後のお務めの一つ一つを、それ迄とお変わりなく、お心を込めて大切にお務めになるお姿が深く心に残っております。

5月1日の天皇陛下の御即位以降、御即位に伴う一連の行事を陛下がご無事にお済ませになり、私も、陛下のお力添えを頂きながら、一つ一つの行事に無事にご一緒させていただくことができましたことに安堵し、嬉しく思っております。

上皇上皇后両陛下には、御在位中から、陛下の御即位関連行事を始め、お代替わりが円滑に進むようにとのお心遣いとお導きを賜りましたことに深く感謝申し上げます。

また、様々な行事の準備にご尽力いただいた方々に厚く御礼を申し上げます。天皇陛下のご即位以来、5月の皇居での一般参賀や、11月の国民祭典、祝賀御列の儀などの折に、多くの国民の皆様から、思いがけないほど本当に温かいお祝いを頂きましたことに、心から感謝しております。

また、この7か月の間に、地方への訪問、都内での行事などを通して、国民の皆様と接する中で、多くの方々から温かいお気持ちを寄せていただいたことを嬉しく、またありがたく思いながら過ごしてまいりました。

日本国内各地で出会った沢山の笑顔は、私にとりましてかけがえのない思い出として心に残り、これからの歩みを進めていく上で、大きな支えになってくれるものと思います。

同時に、このような国民の皆様の温かいお気持ちは、平成の御代の間、上皇上皇后両陛下が国民と苦楽を共にされながら、長きにわたって国民に寄り添われ、御立派にお務めを果たされたことによるところが大きいものと深く感謝しております。

そして、これからの日々、陛下とご一緒に、国民の皆様の幸せを常に願いながら、寄り添っていくことができましたらという思いを新たにしてまいりました。

そのような中にあって、10月の台風19号など、今年は幾つもの災害が重なり、日本国内の広い範囲が大きな被害に見舞われたことは大変残念なことでした。

犠牲になられた方も多く、深く心が痛みます。御遺族のお悲しみはいかばかりかと思いを寄せ、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

また、被災された方も大勢おられ、寒さが募る中、様々な御苦労が絶えないことと案じております。今後、復旧が順調に進み、被災された方々に安心できる生活が一日も早く戻ることを心から願っております。

近年、日本のみならず、世界各地でも水害や山火事などの自然災害が多く発生しており、地球温暖化や気候変動などの問題が現実のこととなりつつあることが案じられます。

また、日本では、気候関連の災害の他にも、南海トラフ地震や首都直下地震などの大地震も予測されており、様々な面から防災対策を進めていくことがますます大切になってきているように思われます。

プラスチックゴミなど多くの環境問題や、日本国内の貧困や子供の虐待などの問題、また、世界で紛争や内戦が続いていることなどにも心が痛みます。

このことに関連して、アフガニスタンで長年にわたり医療活動や灌漑施設の整備などを行い、復興の支援をされてきた中村哲氏が、最近現地で命を落とされたこともとても残念なことでした。

人々が安心して暮らせる平和な世界が実現することを願ってやみません。一方、今年を振り返りますと、様々な明るい出来事もありました。

特に最近では、日本で初めて開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会で、「ワンチーム」として活躍した日本選手を始め、各国選手による世界トップレベルの試合に日本中が沸き、試合が開催された各地で各国選手団と地元の方々との心温まる交流が広がるなど、とても良い大会になったことを嬉しく思いました。

また、東日本大震災で被災した釜石市でこの大会の試合が行われたことも喜ばしいことでしたが、その釜石市が残念ながら台風19号の被害を受けた時には、試合が中止になったカナダの選手団が泥の除去作業などのボランティア活動をされ、ナミビアの選手団は合宿地の宮古市で交流会を開き被災者らを励まされたことも心に残る出来事でした。

学術の分野では、吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞されました。日本の研究者の方々の研究の成果が広く世界に認められ、ノーベル賞受賞が近年続いていることを喜ばしく思っております。

来年は、いよいよオリンピック・パラリンピック競技大会が東京で開催されますが、ラグビーワールドカップ2019日本大会のように、スポーツの素晴らしさを目の当たりにすることができるのみならず、多様な背景を持つ世界の人々がお互いを尊重し合い、友好を深める良い機会になるとともに、東日本大震災の被災地にとっても大きな力になるような大会になることを願いたいと思います。

愛子は、早いもので今年高校3年生になり、先日18才の誕生日を迎えました。残り少ない高校生活の中で、勉強のみならず、運動会や文化祭などの学校行事にもお友達と一緒に楽しく取り組んでいます。

これから高校を卒業しますと、今まで以上に、様々な経験を積み重ねながら視野を広げていく時期になると思いますが、これからも感謝と思いやりの気持ちを大切にしながら、いろいろな方から沢山のことを学び、心豊かに過ごしていってほしいと願っています。

天皇陛下には、御即位されて以来、皇居宮殿での儀式などにとてもお忙しい毎日をお過ごしでいらっしゃいます。顧みますと、上皇陛下には、80代半ばを迎えられていた今年4月まで、このように重いご公務を毎年欠かさずお務めになっていらっしゃいましたことに深い敬意の念を新たにいたします。

また、上皇后陛下には、平成の御代の間、皇后としてのお務めを果たされながら、上皇陛下を常にお傍でお助けになり、上皇陛下のお力になってこられました。

上皇后陛下には、今年ご手術をお受けになり、ご案じ申し上げましたが、上皇上皇后両陛下には、これからもくれぐれもお体を大切になさり、永くお元気にお過ごしになりますよう、心よりお祈り申し上げます。

そして、御譲位後も私たちの歩みを温かくお見守りいただいてきましたことに深く感謝申し上げます。

天皇陛下には、お忙しい中でもいつも私の体調をお気遣い下さいますことに心より感謝申し上げます。

私も、天皇陛下のお務めの重さを常に心にとどめ、陛下をお傍でお助けできますように健康の一層の快復に努めながら、皇后としての務めを果たし、陛下とご一緒に、国民の幸せに力を尽くしていくことができますよう努力してまいりたいと思っております。

この機会に、特に今年、国民の皆様からお寄せいただいた格別の温かい祝福のお気持ちに、重ねまして厚く御礼申し上げます。

宮内庁は、体調を崩されてから16年になる皇后さまについて、治療にあたっている医師団の見解を公表しました。

この中で医師団は、皇后さまが、天皇陛下の即位に伴う儀式や行事のほか、たび重なる地方訪問などの務めを果たされたことを挙げ、「活動を一つ一つ着実に積み重ねていらっしゃることが自信となり、それが活動の幅の広がりにつながってきていると拝察し、望ましいことと考えております」と説明しています。

また、活動に当たって、直接触れ合う人たちからの温かい声や反応に元気づけられているように見受けられるとしています。

その一方で、「依然として快復の途上にあり、体調には波がおありです」としたうえで、「本年は、天皇陛下のご即位に伴う諸行事を中心に、特に強い責任感を持ってお務めに取り組んでこられましたが、これをもって過剰な期待を持たれることは、今後のご快復にとって、かえって逆効果となり得ることをご理解いただければと思います」と記し、引き続き温かく見守ってほしいという考えを示しています。

皇后さまの誕生日にあたって、宮内庁は、天皇皇后両陛下が、お住まいの赤坂御所で、天皇陛下の即位に関する儀式や行事で出席者に贈られた記念品などをご覧になる映像を公開しました。

映像には、ことし10月の「饗宴の儀」などで出席者に贈られた、金平糖などの菓子を入れる容器「ボンボニエール」を見ながら、デザインについて歓談される様子が映されています。

また、先月の「大饗の儀(だいきょうのぎ)」で飾られた「洲濱(すはま)」と呼ばれる銀でできた置物などを、両陛下がにこやかな表情でご覧になる様子も収められています。

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