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アフガニスタンでは、反政府武装勢力タリバンが3年前に、アメリカ人とオーストラリア人の大学の教員2人を誘拐し、その後、拘束していましたが、ガニ大統領は今月12日、2人の解放と引き換えに国内で拘束しているタリバンの幹部3人を釈放すると明らかにしました。

これを受けてタリバンは、19日、声明を発表し「拘束されていたメンバー3人が釈放された。前向きな一歩として歓迎する」としたうえで、拘束していたアメリカ人とオーストラリア人の2人を解放したことを明らかにしました。

一方、アフガニスタン政府の関係者は、NHKの取材に対し、タリバンの幹部3人を18日、解放したとしています。

アフガニスタンをめぐっては、アメリカがタリバンとの交渉に乗り出し、アメリカ軍の一部撤退などで合意間近となりましたが、タリバンによるテロを受けて、ことし9月、交渉は中止されています。

和平交渉が行き詰まる中、ガニ大統領は「アフガニスタン政府とタリバンとの対話なくして、平和は訪れない」としていて、今回の措置をきっかけに、今後タリバンとの対話が実現し和平交渉の再開につながるのか注目されます。

タリバン側が、アメリカ人など2人の大学教員を解放したことについて、アフガニスタンの隣国、パキスタンのカーン首相ツイッター「2人が解放されたことを心から歓迎する。今回の措置がアフガニスタンの和平プロセスに関わるすべての人たちにとって前向きな一歩となり、信頼の醸成に大きくつながることを期待している」と投稿し、今後の和平交渉の進展に期待を示しました。

タリバンが、誘拐して拘束していたアメリカ人とオーストラリア人の大学の教員2人を解放したことを受けて、ホワイトハウスは19日、歓迎する声明を出し、すでにアメリカ政府が2人を保護し、健康状態のチェックなどを行っていることを明らかにしました。

そのうえで、アフガニスタン政府の和平に向けた取り組みに謝意を示し、「トランプ政権はアフガニスタンが再びアメリカや同盟国に対するテロの温床にならないよう取り組んでいく」としています。

また、ポンペイ国務長官も声明を出し、アフガニスタンの戦争の政治的な解決に期待を持たせる動きだ」として歓迎し、アメリカ政府にはアフガニスタン政府とタリバンの対話を支援する用意があるとしています。

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