イラク首相 反政府デモの責任とり辞任表明 #nhk_news https://t.co/zRrBdjpIkB
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年11月29日
イラクでは、高い失業率や汚職などへの不満を背景とした大規模な反政府デモが先月はじめから首都バグダッドや中南部の都市で相次いでいて、治安部隊との衝突などでこれまでに350人以上が死亡しています。
デモによる混乱が広がる中、アブドルマハディ首相は29日、声明を発表し、デモに対する政府の対応は十分ではなかったと認めたうえで、「さらなる暴力と混乱を避ける必要がある」として、責任を取って、辞任する考えを明らかにしました。
近く、議会で辞任を認めるかどうか協議される見通しですが、辞任は避けられないとの見方が出ています。
アブドルマハディ首相は、去年10月に就任し、過激派組織IS=イスラミックステートによって大きな被害を受けた国の復興などを担うことになりましたが、政治対立が続く中でデモが拡大し、1年余りで退陣を余儀なくされる形となりました。
ただ、抜本的な政治改革を求める今回のデモが、首相の辞任によって収まるかは不透明で、後任選びをめぐる政治的な対立によっては、今後、さらに混乱が広がるおそれもあります。
Iraqi PM announces resignation amid unrest https://t.co/5tT4EBW2be
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2019年11月29日