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イギリスの議会下院は、先月6日解散し、各政党は、EUからの離脱の是非を最大の争点に、来週12日の投票に向けて、選挙活動を続けています。

投票まで1週間余りとなった4日、与党・保守党のジョンソン首相は記者会見で「保守党のもとで離脱を実現し、未来へと前進するのか、野党政権のもとで、停滞し、混乱した状態に陥るのか。残る8日間で選択することになる」と述べ、過半数議席を獲得して来月末にはEUからの離脱を実現させることを強調しました。

一方、最大野党・労働党のコービン党首は、中部ノッティンガム「われわれが政権をとれば国際的な貿易協定によって、イギリスの医療制度が弱体化するような事態は許さない」と述べ、ジョンソン政権のもとでは離脱後に締結を目指す自由貿易協定で、利益追求型のアメリカ企業を医療制度に参入させる結果を招くと批判しました。

最新の世論調査による各党の支持率は、保守党が42%、労働党が33%、自由民主党が12%などとなっていて、リードを続ける保守党を労働党が少しずつ追い上げる展開で激しい選挙戦となっています。

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