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長男をどのように支えてきたか

弁護士から長男をどのように支えてきたか問われると被告は、「息子が1人暮らしをしているアパートに行き、ごみの片づけや食事を一緒にするなどコミュニケーションを取ろうとした。アニメの勉強をしていた息子がコミックマーケットに作品を出品する時には売り子として手伝った」と答えました。

また、事件前の長男の様子については「息子は『殺してやる』と叫びながら家から外の物置まで追いかけてきて、ものすごい形相で殴ったり蹴ったりしたので地下鉄の駅まで逃げた。本当に殺されると思って、家に帰ったあとに土下座をして謝りその場は収まったが体が震えるほど恐怖感があった」と述べました。

長男から暴行受けた際 なぜ相談しなかったのか

検察官は事件のおよそ1週間前に長男から激しい暴行を受けた際になぜ警察や行政などに相談しなかったのか尋ねました。

これに対し被告は、「暴力を受けた精神的なショックが大きく、相談しようとは考えなかった。警察に相談したとしても面倒を見続けるのは私で、警察沙汰にしてしまうとその後の親子関係を悪くしてしまう。長男の主治医には暴行について相談し、アドバイスを求めるべきだった」と述べました。

犯行当時の状況は

犯行当時の状況についても説明し「私が1階のリビングに行くと、ゲームをしているはずの長男が拳を握って両手を胸の辺りまで上げて立っていて、驚いた。すごい形相で『殺すぞ』と強く言われ、およそ1週間前に受けた暴行を思い出して、殺されると直感した。反射的に台所まで包丁を取りに行ったあと、長男の胸や首を刺した」と述べました。

事件を起こしたことについては

弁護士から事件を起こしたことについて問われると、「どうすれば防げたのか、何度も何度も考えているが取り返しのつかないことをしてしまい、毎日、反省と後悔の日々を送っている。私としてはできるだけ息子に寄り添ってきたつもりだったが、かわいそうな人生を送らせてしまった。今は息子の冥福を祈ることしかできない」と、涙を流してことばにつまりながら話しました。

川崎市で起きた小学生殺傷事件の影響は

被告人質問では、裁判員の男性が、事件の4日前に川崎市でスクールバスを待っていた小学生など20人が殺傷される事件が起きていたことが今回の事件に影響したのか、被告に尋ねる場面がありました。

川崎市の事件について当時、どのように感じていたのかについて、被告は「川崎市の事件の容疑者が、自分の長男と境遇が似ているとは感じていた」と述べた上で、川崎市の事件があったからといって、長男が事件を起こすということまでは考えていませんでした」と述べました。

捜査段階では、「川崎の事件を見ていて自分の息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」という趣旨の供述をしたと報道されていましたが、法廷では異なる供述をしました。

判決は16日に

13日は被告に対する求刑と弁護側の弁論が行われて法廷での審理を終え、16日に判決が言い渡される予定です。

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#家父長制#毒親