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ロシア北部のムルマンスクにある造船所で、改修作業中だった空母「アドミラル・クズネツォフで12日、火災が発生しました。

現地メディアによりますと、この火災で、およそ600平方メートルが焼け、消火活動にあたっていた軍の関係者1人が死亡し、10人が、煙を吸うなどして、けがをして、病院に運ばれたということです。

また、メディアは、溶接作業中にケーブルなどに火が燃え移ったことが原因とみられると伝えています。

アドミラル・クズネツォフ」は戦闘機やヘリコプターなど、およそ50機を搭載できるロシア海軍が唯一保有している空母で、ソビエト時代の1990年から運用されています。

2016年には、シリア内戦でアサド政権を支援するため地中海に展開しましたが、運用の期間を10年延長させるため、おととしから改修作業が行われていました。

この空母をめぐっては2009年に軍事演習中に火災が発生したほか、去年10月にもクレーンが甲板に落下する事故が起きたと伝えられていて、安全対策の不備を指摘する声が出ることも予想されます。

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