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9月下旬に行われたアフガニスタンの大統領選挙は、当初、暫定結果が10月に発表される予定でしたが、不正投票を防ぐシステムに不具合が生じた可能性があったことなどから、発表が延期され、22日になって選挙管理委員会が首都カブールで会見を開いて暫定結果を発表しました。

それによりますと、得票率は、現職のガニ大統領が50.64%、政権ナンバーツーのアブドラ行政長官が39.52%などとなっていて、再選を目指すガニ大統領が当選に必要な過半数をわずかに上回りました。

しかし、対立候補のアブドラ行政長官は、暫定結果の発表後、声明を出し「選挙では不正な投票が行われた疑いがあり調査が必要だ」として、結果は受け入れられないと主張していて、今後、不服申し立てを行う方針です。

選挙管理委員会は今後、選挙の不正を審査する委員会の判断をへて、最終的な結果を発表することにしていますが、今回の暫定結果に、アブドラ行政長官だけでなくほかの候補も反発するのは避けられそうになく、今後、混乱が拡大する可能性も出ています。

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