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日本を訪れているアフガニスタンのガニ大統領は22日、都内でNHKの単独インタビューに応じました。

アフガニスタンでは、現地で軍事作戦を続けるアメリカが去年、タリバンとの和平交渉に乗り出し、アメリカ軍の一部撤退などについて合意間近となりましたが、タリバンによるテロを受けて先月、交渉が中止されています。

こうした現状について、ガニ大統領はアメリカ軍の撤退はアフガニスタン政府との間で議論されるべきだ」と指摘し、これまでの和平交渉に政府が加えられなかったことへの不満を示しました。

タリバンは、アフガニスタン政府について「アメリカのかいらいだ」として直接対話を拒否していますが、ガニ大統領はアフガニスタン政府とタリバンとの直接対話なくして平和は訪れない」と述べ、直接対話によって和平に向けた事態の打開を図る考えを示しました。

さらに和平が実現した場合、タリバンが政治に参加する可能性についてタリバンが政党に転身するのなら喜ばしい」と述べたうえで、タリバンもテロなどの暴力に訴えるのではなく、選挙などを通じて政治的な主張をすべきだと強調しました。

先月行われたアフガニスタンの大統領選挙は、再選を目指す現職のガニ大統領と、政権ナンバー2の首相にあたるアブドラ行政長官の事実上、2人の争いとなりました。

仮に再選した場合、アブドラ氏を再び登用するかどうかについて、ガニ氏は「アブドラ氏は多くのネガティブキャンペーンを行ったため、あとには引き返せない状況を生み出した。新しい政府に役目はない」と批判し、登用するつもりはないという考えを示しました。

大統領選挙の暫定結果は、今月19日に発表される予定でしたが、不正な投票を防ぐシステムで不具合が生じた可能性があるとして、発表が延期されています。

ガニ氏とアブドラ氏の関係をめぐっては、5年前の前回選挙でも両者による決選投票となり混乱を招いたことから、アメリカが仲介に乗り出して、ガニ氏が大統領に当選した経緯があります。

このためガニ氏の発言は、選挙の結果次第では今後のアフガニスタンの政局にも影響を与えそうです。

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ことしのノーベル平和賞では、紛争が絶えないアフリカで、アフリカの政治家がみずから、対話によって平和を構築した功績が高く評価されました。