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アフガニスタンでは、国の重要方針を決める際に開かれるロヤ・ジルガ国民大会議が、29日から首都カブールで4日間の日程で始まり、宗教指導者や民族の代表など3000人以上が参加しています。

アフガニスタンをめぐっては、反政府武装勢力タリバンアメリカ政府の代表が直接協議を重ね、和平に向けた動きが活発化し、今回のロヤ・ジルガは、タリバンなどとの和平に向け国民の間で一定の方針を打ち出す必要があるとしてガニ大統領が開催を呼びかけました。

ガニ大統領はあいさつの中で「経済を発展させ、外国からの支援を減らしていくためにも和平が必要だ」と述べて、開催の意義を強調しました。

ただ、ガニ大統領がことし9月の大統領選挙に2期目を目指して立候補していることから、「大統領選挙を見据えた活動の一環だ」として、政権ナンバー2のアブドラ行政長官や、カルザイ前大統領など有力者が相次いでボイコットする事態となっています。

このため、会議自体の有効性を疑問視する声が出るだけでなく、今後、ガニ大統領の求心力にも影響を与えそうです。

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