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アフガニスタンの大統領選挙は、去年9月に行われ、選挙の最終結果は当初、去年11月に発表される予定でしたが、不正投票を防ぐシステムに不具合が生じた可能性があったことや、票の数え直しが行われたことなどから発表が延期されていました。

選挙管理委員会は投票から4か月半以上がたった18日、首都カブールで会見を開き、最終結果を発表しました。

それによりますと得票率は、現職のガニ大統領が、50.64%、政権ナンバーツーのアブドラ行政長官が39.52%などとなり、ガニ大統領が当選に必要な過半数を上回りました。

しかし、対立候補アブドラ行政長官「選挙では不正が行われた。われわれが勝者だ」などと主張していて、結果を受け入れない考えを示しました。

選挙管理委員会は、選挙の不正を審査する委員会の判断を受けて、ガニ大統領の再選が確定したとしていますが、最終結果に対しては、ほかの候補からも反発が出ていて、混乱が懸念されています。

結果を受けてガニ大統領は大統領府で会見を行い「国内では長きにわたり、紛争や貧困が続いている。今こそすべての民族が力を合わせ国の復興や平和に向けて共に歩んでいこう」と述べ、対立が続く反政府武装勢力タリバンに対し和平の実現に向けて対話を呼びかけました。

大統領選挙の最終結果を受けてアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは声明を発表し、「選挙はアフガニスタンの国土を占領した者たちの支援を受けて実施された。選挙結果にはアフガニスタンの国民の声は反映されておらず、不正なもので、到底、認めることはできない」などと指摘し、ガニ大統領の再選は、受け入れられないという認識を明らかにしました。

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