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アメリカでは、黒人差別の撤廃を求める公民権運動の指導者でノーベル平和賞も受賞したキング牧師をたたえ、1月の第3月曜日を国民の祝日に定めています。

ことしの記念日にあたる20日、黒人の住民が多いサウスカロライナ州の州都コロンビアで人権団体が主催する恒例の記念式典が開かれました。

サウスカロライナ州では大統領選挙の候補者選びが来月行われることもあり、ことしは野党 民主党の候補者指名を争うバイデン前副大統領やサンダース上院議員、それにウォーレン上院議員ら有力候補も参加しました。

候補者たちは市の中心部をパレードしたあと州議会の議事堂前で式典に臨み、バイデン氏は「オバマ前大統領とともに市民の権利の擁護に取り組んできた」などと黒人初の大統領のオバマ氏のもとで副大統領を務めた実績を強調し、集まった人たちに支持を訴えました。

民主党の候補者選びは12人が争う混戦となっていて、伝統的に民主党支持者が多い黒人有権者の動向も選挙戦の行方を左右するとみられています。

再選を目指すトランプ大統領の陣営は20日キング牧師の記念日に合わせ、ツイッターに動画を投稿しました。

動画では「アメリカの偉大な英雄を記念し、正義と平等、そして自由を引き継ぐよう、私からすべての国民にお願いしたい」というメッセージとともに、キング牧師の映像やトランプ大統領自身の映像を並べています。

トランプ陣営としてはことし11月の大統領選挙に向け、黒人有権者の支持の取り込みを図りたいねらいがあるとみられます。

#米大統領