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ポーランドのドゥダ大統領は4日、政治家が政権に批判的な裁判官に罰金を科したり、罷免したりできるようにする法案に署名し、法律が成立しました。

保守系の与党「法と正義」は2015年に政権に返り咲いて以降、段階的に司法への介入を進めていて、今回の法律では、こうした動きに裁判官が疑問を投げかけることや、裁判官が政治的な活動に参加することが禁止されます。

この法律をめぐっては、先月、首都ワルシャワにヨーロッパ各国の裁判官が集まって大規模な抗議活動を行うなど、国内外で反発が強まっていました。

また、EUが掲げる基本的な価値の1つである「法の支配」を侵害するとの批判も高まっていて、野党からは4日、「ポーランドにとって悲しい日だ。EUの法のシステムから離脱する道を歩み始めている」との声が聞かれました。

EUの執行機関に当たるヨーロッパ委員会はこれまでもポーランド政府が強権化し、司法への介入を進めていることに強い懸念を示していて、今回、法律が成立したことで、ポーランドとEUの対立が一層深まるものとみられます。

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