米「低出力核」弾道ミサイルを海軍に配備 中ロに優位示す #nhk_news https://t.co/oMA70IuoZC
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年2月4日
アメリカ国防総省は4日、低出力核と呼ばれる核弾頭を搭載したSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを、海軍に配備したと発表しました。
威力を抑えた「低出力核」は局地的な攻撃に使える核兵器とも呼ばれ、アメリカは、限定的な核攻撃も辞さない姿勢を示すロシアへの抑止力として製造を進めてきました。
国防総省で安全保障政策を担当するルード次官は声明で、「低出力核を使えば優位に立てると考えているロシアのような潜在的な敵対国に対処するためのものだ。アメリカはいかなる脅威にも対応できる」と述べ、核戦力を増強するロシアや中国に対して軍事的な優位を示すねらいがあるとみられます。
トランプ政権はおととし、中長期の新たな核戦略を示した「核態勢の見直し」を発表し、核なき世界を目指すとしたオバマ前政権からの方針転換を打ち出していて、核軍縮の先行きは一段と見通せない状況となっています。
#米露
露大統領 憲法改正「3か月余りで終わる」団結促すねらいか #nhk_news https://t.co/WutpcyCz70
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年2月4日
ロシアのプーチン大統領は、先月行った演説で、憲法改正によって国の権力構造を大幅に変えることを提案し、現在、議会や作業グループで改正案の内容が議論されています。
プーチン大統領は4日、憲法改正の時期について「すべてが順調に進めば一連の手続きは3か月余りで終わるだろう」と述べ、4月下旬から5月上旬ごろに改正が実現するという見通しを示しました。
そのうえで国民に改正の是非を問うため、何らかの形で投票を行う方針を改めて示しました。
ロシアはことし、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利してから75年となる節目の年で、首都モスクワでは5月9日の戦勝記念日に各国の首脳も出席する大規模な軍事パレードが予定されています。
例年、戦勝記念日には国民の愛国心が高まることから、プーチン大統領としては、投票を伴う憲法改正を成し遂げることで国民の団結を促し、政権の求心力を高めたいねらいとみられます。
Putin: Constitution to be amended in 3 months https://t.co/cXgCXNAFKR
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