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アメリカの議会上院で行われていたウクライナ疑惑をめぐるトランプ大統領の弾劾裁判では、上院で主導権を握る与党・共和党の議員のほとんどが大統領の罷免に反対し、5日、トランプ大統領に無罪の評決が下されました。

これを受けてトランプ大統領は6日、ホワイトハウスで演説し、「何も悪いことをしていないのに不公平な扱いを受けていたことに対し、すべてがうまくいったことを祝福したい。これが結果だ」と述べ、「トランプ無罪」という見出しの新聞を掲げ評決を歓迎しました。

そのうえで、「大統領選挙に立候補したその日から魔女狩りが続いてきた。他の大統領では起こりえないことだった」と述べ、弾劾裁判を主導した野党・民主党を批判しました。

民主党が主導権を握る議会下院では疑惑の核心を知るとされ、共和党の反対で弾劾裁判での証言が実現しなかったボルトン大統領補佐官の証言を改めて求める方針で、11月の大統領選挙に向けてウクライナ疑惑をめぐる与野党の攻防が続いています。

11月のアメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す、野党・民主党が候補者選びの幕開けとして3日、中西部アイオワ州で開いた党員集会はトラブルから現在も集計作業が続いていて、AP通信によりますと、集計率97%で首位の中道派のブティジェッジ前サウスベンド市長が26.2%、2位の左派のサンダース上院議員が26.1%と、わずか0.1ポイントの差で激戦となっています。

こうした中、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは6日、集計作業の一部にミスがあったと伝えました。

それによりますと、およそ1700ある党員集会の会場のうち、100か所余りで集計作業のミスが見つかったということです。

民主党全国委員会のペレス委員長は6日、ツイッターに「いいかげんにしてほしい。選挙結果に対する国民の信頼を確保する」と書き込んだうえで、アイオワ州民主党に再点検を求めたことを明らかにしました。

ペレス委員長によりますと、再点検では各会場に残されている結果をまとめた書類を再確認する作業を求めるということです。

初戦の選挙結果は候補者選びの行方を大きく左右するとされるものの、依然として最終結果が公表できない異例の事態となっています。

民主党のサンダース上院議員ニューハンプシャー州で6日、記者会見を開きアイオワ州の党員集会の中間の集計について「非常に大きな勝利であり、アイオワ州の皆さんに感謝したい。現時点でわれわれを支持した人はほかの候補者より、およそ6000人多い。この差は決定的だ」と述べ、勝利したのは自分だと主張しました。

また、集計結果を再点検する可能性についてサンダース氏は「8人の有力候補がいるなかでわれわれはおよそ6000人勝っている。これは変わらない」と述べ、再点検を行ってもみずからの勝利は揺るがないと強調しました。

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