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スケッチは、代々木競技場の基本設計が終わり、実施設計へと移行する昭和37年6月に描かれたとみられます。

先月から東京 渋谷区で開かれている丹下健三の展示会に向けて研究者が丹下の遺品を探している中で、手帳に残されているのが見つかりました。

代々木競技場は、上空から見ると円を半分に切って左右にずらしたようなデザインが特徴ですが、スケッチが描かれた当時は、左右が逆にずれていて、試行錯誤の様子がうかがえます。

また、当時、世界初の技術だったつり橋をイメージした特徴的な屋根の構造も描かれています。

手帳には、ローマのコロッセオのイメージ図や、当時、丹下が視察したローマオリンピックのバスケットボールの会場も描かれていて、設計の参考にしていたこともうかがえます。

丹下のもとで代々木競技場の設計に携わった曽根幸一さんは「丹下さんは、はがきサイズの紙に簡単な線を描いて私たちとイメージを共有していた。スケッチが残っていたのは驚きだ」と話しています。

前回、水泳などの会場として使われた代々木競技場は、今回の東京オリンピックパラリンピックでも会場として使われることになっていて、建築家のグループが世界文化遺産への登録を目指しています。

手帳を見つけた千葉大学の豊川斎赫准教授は「丹下のスケッチはほとんど残っておらず、設計の過程がうかがえる貴重な発見だ。代々木競技場は、オリンピックを後世に伝えるレガシーだ」と話しています。

今回見つかったスケッチは、丹下の命日に当たる来月22日まで東京 渋谷区にある白根記念渋谷区郷土博物館・文学館に展示されることになっています。

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