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中国では、新型コロナウイルスの感染が確認された患者の数は4万4653人、死亡した人は1113人に上っていますが、中国の保健当局は12日の記者会見で新たに感染が確認された患者の数は、減少傾向にあるとして、状況は改善しつつあるという認識を示しました。

中国の国営メディアによりますと習近平国家主席は、12日、共産党最高指導部の会議を開催し「感染拡大の防止に向けて、最も重要な段階に来ている」と述べ、徹底した対応をとるよう指示しました。

一方、会議では「影響を最小限に抑え、経済や社会の安定を維持すべきだ」と強調し、減税などを通じて企業の経営を支援することや雇用を守るための政策に力を入れることなどを確認しました。

そのうえで、感染拡大を防ぐための対策を確実にとることを前提として、企業活動の再開を進めるよう呼びかけました。

中国では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて企業活動にも影響が広がり、民間のシンクタンクの間では1月から3月までの第1四半期のGDP=国内総生産の伸び率は、4%まで大幅に落ち込むという見方も出ています。

習近平指導部としては、感染が深刻でない地域には企業活動の再開を呼びかけることで経済への影響を最小限に抑えたい考えです。

中国の保健当局は12日、新型コロナウイルスの感染が新たに確認された患者の数が減少傾向にあるとして、状況は改善しつつあるという認識を示しました。

これについて、スイスのジュネーブで12日、記者会見を開いたWHOのテドロス事務局長は「報告される患者の数は落ち着いてきているが、強い警戒感を持って受け止めるべきだ。この大流行はまだ広がる可能性はある」として、引き続き警戒が必要だと呼びかけました。

またWHOの別の担当者は、中国の湖北省以外の地域や、中国以外の国や地域での感染状況については「ウイルスが勢いを持って広がっているようには見えない」として、ウイルスを封じ込めるためのあらゆる措置を講じるよう求めました。

一方、感染した疑いのある乗客がいるなどとしてクルーズ船の入港が拒否されるケースがあることについて、テドロス事務局長は「根拠に基づいたリスク評価もなしに入港が拒否されたり、遅らされたりしている」と指摘し、クルーズ船や旅行者に対して適切な支援を行うよう各国に訴えました。

中国国営の新華社通信によりますと、交代させられたのは湖北省のトップ、蒋超良書記(62)武漢市のトップ、馬国強書記(56)の2人です。

交代の理由は明らかにされていませんが、感染拡大の防止対策が十分ではなかったとして責任を問われ更迭されたものとみられます。

このうち武漢市の馬書記は先月末に国営の中国中央テレビのインタビューの中で「もっと早く徹底した対策をとっていれば各地への影響はこれほど重大にはならなかっただろう」と対応の遅れを認めたうえで、「自責の念を感じている」と話していました。

中国では感染拡大をめぐって地方政府の幹部が処分を受けるケースが相次いでいますが、感染対策の最前線に立つ省と市のトップが交代させられるという異例の事態となりました。

習近平指導部としては国民の不満の矛先が政権へと向かわないよう、対応が不十分な地方の責任者には厳しく対処する姿勢をアピールするねらいもあるものとみられます。

湖北省の後任の書記には現在、上海市長を務める応勇氏が就任するとしています。

湖北省トップの書記に就任する応勇氏は2017年から上海市の市長を務めています。

応氏は習近平国家主席が2007年まで東部の浙江省トップの書記だった際、監察部門や裁判所の幹部を務めていた元部下で、香港メディアは習氏につながる人脈の1人だと伝えています。

応氏は中国国内で新型コロナウイルスの感染拡大が進む中、先月の記者会見で「われわれは公共衛生を守ることを強化し、上海で感染者が確認されれば直ちに公表する」と述べ、情報公開に取り組む姿勢を強調していました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、クルーズ船「ウエステルダム」は、今月1日に香港を出港したあと、台湾や日本などに入港を認められず寄港先を探していましたが、カンボジアが受け入れることになり、13日朝、南部のシアヌークビルの港の沖合に到着しました。

クルーズ船には日本人5人を含む乗客乗員2200人余りが乗っていて、船は現在も沖合で停泊しています。

地元の州知事は13日午後、取材陣に対して、早ければ14日午前から乗客が下船を始め、チャーター機で2回にわけて首都プノンペンの空港に移動する見通しを示しました。

ただ、実際にプノンペンに移動する乗客の人数など詳しいことは明らかにしていません。

一方、保健省によりますと乗客乗員の中に新型コロナウイルスに感染している人がいないかどうかクルーズ船に医療チームを派遣して、確認を進めているということです。

カンボジアは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けても、中国を支援する立場から往来を制限するなどの措置をとらない方針を打ち出していて、クルーズ船をめぐっては、フン・セン首相が地元メディアに対し、人道的な観点から受け入れを決めたことを明らかにしています。

クルーズ船「ウエステルダム」への対応について、カンボジアのスン・チャントール公共事業運輸相は、乗客への検査を進めるとともに、帰国に向けた移動手段が確保できてから船を港に着岸させる方針を明らかにしました。

そのうえで「今回の準備はうまく進んでいる。クルーズ船は受け入れるが強い責任感を持って国民に感染を広げないようにする」と述べ、万全の態勢で臨んでいることを強調しました。

一方、保健省の報道担当者は「クルーズ船の中に体調を崩して隔離されている人がいると聞いている」と明かしたうえで、「なにも問題がないことが確認できてから下船を許可する。仮に感染が確認された場合は、カンボジア国内で詳しく検査してもらう」と説明しました。

クルーズ船「ウエステルダム」が沖合に停泊しているカンボジア南部のシアヌークビル港のふ頭にはカンボジア政府の詰め所が設けられ、救急チームも待機していましたが、午後3時ごろ、日本時間の午後5時ごろいったん撤収しました。

また、少し離れた場所には乗客をシアヌークビルの空港に運ぶため船を運航する会社が準備した大型のバス15台が停車しています。

各国の大使館の関係者も現地で情報収集にあたっていて、日本大使館の関係者は「クルーズ船に乗っている5人とは連絡がとれている。今のところ体調に問題はないと聞いている」と話していました。

アメリカの運航会社によりますと、「ウエステルダム」は、船体の長さがおよそ285メートル、幅およそ32メートルの大型クルーズ船です。

船内には、料金に応じて、さまざまなタイプの客室があるほか、レストランやバーも完備され、音楽の演奏を楽しむ施設もあるということです。

およそ2000人の乗客を受け入れることができ、会社側によりますと、船内には乗客1455人、乗員802人がいるということです。

エステルダムは、今月1日に香港を出港しましたが、3日にフィリピンへの入港を、翌4日には台湾への入港を拒否され、その後、沖縄への入港も日本政府に認められませんでした。

今月7日にはグアムへの入港を拒否されています。

さらに、ウエステルダムは、タイの港に入港しようとしましたが、タイ政府は、11日、入港を認めないことを明らかにしました。

こうした中、会社側は12日、カンボジア政府が入港を認めたとして、カンボジア南部のシアヌークビルの港に向かうことを明らかにしました。

シアヌークビルに入港後、乗客たちは数日かけて下船し、チャーター機で首都プノンペンに移動したあと、それぞれの国に向かう予定だとしています。

感染が拡大する新型コロナウイルスへの対応について、カンボジアのフン・セン首相は先月30日、「われわれは中国からの航空便も船便も観光客も止めることはない。また、中国にいる外交官も学生もカンボジアに避難させない」と述べ、中国との往来を制限したり、中国から国民を帰国させたりする特別な措置を取らない方針を打ち出しています。

さらに、フン・セン首相は今月5日、北京で習近平国家主席と会談し、中国との関係を重視する方針を改めて強調するなど、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国との間で移動や貿易を制限する各国とは一線を画した姿勢を鮮明にしています。

カンボジアでは、おととし、中国からの投資が外国投資全体の7割を占めるなど、高い経済成長を中国が支える形となっていて、その影響力は、年々、強まっています。

台湾の保健当局はクルーズ船「ウエステルダム」から下船した台湾籍以外の乗客や乗員について、台湾に入ったり台湾の空港で乗り換えたりすることを認めないことを決めました。

台湾当局は直近の14日間に中国、香港、マカオ渡航歴のある外国人が台湾に入ることを禁じているほか、すべての外国のクルーズ船について過去の立ち寄り先を問わず、寄港を禁止しています。

WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、12日の記者会見で、クルーズ船が入港を認められないケースが出ていることに言及し、「根拠に基づいたリスク評価もなしに入港が拒否されたり、遅らされたりしている」と指摘し、各国に適切な支援を求めました。

そのうえで、クルーズ船「ウエステルダム」が感染の疑いのある乗客を乗せているとして、日本などに入港を認められなかったことに関して、「数日にわたって海上をさまよっていた船をカンボジアが受け入れることにとてもうれしく思う。感染した人や疑いがある人はいないと聞いている」と述べ、カンボジア政府の措置に謝意を示しました。

一方、集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、テドロス事務局長は、「乗客の健康を守るため、日本政府や船舶の所有者と常に連絡を取っている」と述べました。

アメリカのCDC疾病対策センターは12日に開いた電話会見で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船しているアメリカ人の状況を問われたのに対し、「病気のアメリカ人がいることは把握している。船内で新型コロナウイルスの感染者が増えていることも認識している」と述べて、状況を注視していることを明らかにしました。

その上で「駐日アメリカ大使館と連携して、症状がある人もない人も十分なケアを受けているか確認しながら、次に何ができるかを考えている」と述べ、今後の対応を検討しているとしています。

「ダイヤモンド・プリンセス」を巡ってはアメリカのメディアの関心も高まっていて、有力紙ニューヨーク・タイムスは「全員のウイルス検査をしても意味はない」とする専門家の見方を紹介しています。

一方で「どの国もこれだけの数の人を国を超えて運ぶ船で新型ウイルス対策をしたことがない」とするWHOの担当者のコメントも載せ、経験したことのない事態だと伝えていて、今回の対応は今後、議論になりそうです。

動画は、船内のキッチンとみられるところで撮影されていて男性の後ろには白いマスクと帽子をかぶった同僚の男性らが並んでいます。

動画の中で男性は「われわれは非常に恐れています。お願いです。なんとかして泥沼の状態からわれわれを助けだしてください」と訴えかけています。

そして「モディ首相にお願いです。われわれを隔離して、どんなことをしてでも無事に家に帰れるようにお願いします」と述べて、インド政府に対して日本政府と連携して対応に当たるよう求めています。

インド外務省や東京にあるインド大使館によりますと、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」には、インド人の乗組員132人と乗客6人が乗っていて、このうち乗組員2人について新型コロナウイルスの感染が確認されたということです。

インドのジャイシャンカル外相は13日、「インド大使館が乗組員と乗客と常に連絡をとりあい、必要な支援を行っている。乗組員と乗客は日本の当局に隔離されている」ツイッターに書き込み、インド政府としても状況を注視し支援していると明らかにしました。

その上で、記事は日本から漢詩による応援メッセージ付きの支援物資が多く送られていることについて、「感激を覚えるとともに、その都度、本で調べることを恥ずかしく思う」「本当に恥ずかしい。12年も国語を勉強しているのに」といった感想が中国のネットユーザーから出ていると紹介した。

このほか、「古文が日本からの支援物資の標準装備になっているみたいだ」「われわれは『武漢頑張れ』としか言えないのに」「彼らには種類やシーン別に検索できる中国の漢詩フレーズデータバンクでもあるのだろうか」といった声も出ていると伝えた。

先月29日、新型コロナウイルスの感染が拡大している中国の武漢からチャーター機の第1便で帰国した人のうち176人は、2週間にわたって千葉県勝浦市のホテルに滞在しました。

WHO=世界保健機関が示したウイルスの潜伏期間を踏まえ、ホテルの滞在者を対象に改めて検査が行われた結果、全員が陰性で感染が確認されなかったことから、このうち36人が12日夜のうちに帰宅したということです。

残る140人は13日中に帰宅する予定で、このうち110人は先ほど午前9時前から国が用意したバスを利用してホテルを出発しています。

また30人は、会社が用意したバスなどで帰宅する予定です。

ホテルのそばでは地元の人たちが「勝浦でお過ごしおつかれ様でした。次回は磯の香を楽しみにおいでください」と書かれた横断幕を掲げ、バスを見送っていました。

また、埼玉県和光市の施設に滞在する500人余りのうち第1便で帰国後、新型コロナウイルスの感染が確認されなかった21人も、12日夜から13日朝にかけて帰宅の途につきました。

13日は国が用意したバスに20人近くが乗り込み午前9時ごろ、施設を出発しました。

国によりますと、第2便で帰国したおよそ200人は改めて行った検査で感染が確認されなければ13日の夜以降、帰宅する予定だということです。

中国政府は13日、香港マカオ事務弁公室のトップ、張暁明主任を副主任に事実上降格し、後任に国の重要ポストで国政の助言機関である政治協商会議の夏宝竜副主席を副主席との兼任で任命すると発表しました。

この人事について香港メディアは張氏の在任期間が2年半近くと歴代で最も短く、香港で続く抗議活動に対する張氏の言動が市民の反発を招き、さらなる混乱につながったことが問題視されたと指摘しています。

新しく主任に任命された夏氏は、習近平国家主席がかつて浙江省トップの書記を務めた際の部下で、夏氏自身もその後、書記に昇格した際に、省内に多数あるキリスト教の教会から十字架を強制撤去するなど締めつけを強化したことで知られています。

中国政府は先月、香港にある出先機関のトップも交代させていて、香港メディアは習近平指導部が習主席に近い幹部を配置することで、より直接的に指導力を行使するねらいがあるとする専門家の見方を伝えています。

自動車メーカーなどで作る中国自動車工業協会の発表によりますと、中国国内の先月の新車の販売台数は194万1000台と去年の同じ月に比べて18%減少し、19か月連続のマイナスとなりました。

協会によりますと、ことしの1月は旧正月の「春節」と重なり平日が5日少なかったことが主な原因だということで、中国で感染が拡大する新型コロナウイルスの影響はほとんどなかったとしています。

一方で、感染拡大によって消費者の所得が減少したり購買意欲が低下したりして、今後、中国国内の新車市場は短期的に非常に大きな打撃を受けるだけでなく、中国からの輸出の遅れなども生じるおそれがある、としています。

また新型コロナウイルスによる生産面の影響について、協会は中国に183か所ある完成車の組み立て工場のうち、今月12日の時点で操業を再開したのは全体の3分の1程度の59か所にとどまっていることを明らかにしました。

さらに部品のサプライチェーンについても混乱は避けられないとして、新型コロナウイルスの感染拡大に警戒を強めています。

これはアメリカの有力紙ワシントン・ポストとドイツの公共放送ZDFが11日、独自に入手した文書などをもとに伝えたものです。

それによりますと、外交公電などに使われる暗号機を製造していたスイスの企業「クリプト」が、アメリカのCIA=中央情報局と当時の西ドイツのBND=連邦情報局によって秘密裏に運営され、各国の機密性の高い情報が解読されていたということです。

CIAは1960年代からクリプトと関係を持ち、1970年ごろにBNDとともに株式を取得したあと、リヒテンシュタインにある法律事務所の支援を得て、経営主体が分からないようにしていたということです。

これまでに日本を含む120か国以上に販売され、解読されたやり取りの中には、イランのアメリカ大使館占拠事件や、フォークランド紛争でのアルゼンチン軍の情報などが含まれるとしています。

一方、中国や旧ソビエトは、会社の西側諸国とのつながりを疑問視し、購入することはなかったということです。

報道に対し、CIAとBNDはコメントできないとしています。

ドイツ側は、活動が明るみになることを懸念して1990年代に撤退しましたが、アメリカ側はおととし会社を売却するまで活動を続けていたということです。

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