南アフリカ 大統領の議会演説が何度も中断 異例の事態 #nhk_news https://t.co/fHjKG2mp1n
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年2月13日
アフリカ最大の工業国としてアフリカ経済のけん引役が期待される南アフリカですが、多くの国営企業が不適切な幹部人事や公金横領などで機能不全に陥っていて、電力会社は日本円で3兆円の負債を抱えて設備の維持すら十分できず、過去最悪の規模の停電が頻発しているほか、航空会社は破綻寸前となっています。
これについてラマポーザ大統領は13日、国の重要課題について報告する年に一度の議会演説の中で、「いくつもの国営企業が行き詰まっていて経済成長を阻害している」と述べて、事態を深刻に受け止めているとしたうえで、汚職対策に全力を挙げていると強調しました。
これに対し急進左派の野党は、国営企業を担当する閣僚を直ちに辞めさせるべきだと叫んで議事を妨害し、大統領の演説が何度も中断される異例の事態となりました。
国営企業を舞台にした汚職は「ステート・キャプチャー」、「国家を横領した」と言われるほど大規模なものとされ、社会にまん延する汚職体質をどう改善するかが南アフリカの難しい課題となっています。
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