皇宮警察 未成年の護衛官と幹部が繰り返し飲酒 30人前後処分へ #nhk_news https://t.co/yiGFbQdXbv
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月9日
皇居にある皇宮警察学校は、採用されたばかりの護衛官が皇室の護衛や皇居の警備を担ううえで必要となる知識を学んだり訓練を受けたりする組織で、毎年、高卒で採用された未成年の護衛官も入校しています。
関係者によりますと、去年6月、実習先だった栃木県の那須御用邸の敷地内にある施設で行われた懇親会など、この1年間、校長や教官、それに新任の護衛官らが同席する場で未成年による飲酒が繰り返されていたということです。
那須では男女4人の護衛官が、酒を飲んだあとみだらな行為に及んでいたこともわかったということです。
皇宮警察本部はことし1月、内部からの指摘をきっかけに調査を始め、関係した幹部や護衛官などから聞き取りを行うなどしてこうした事実を把握し、近く警察庁とともに、校長や教頭、教官、それに酒を飲んだ未成年の護衛官ら合わせて30人前後を処分する方針です。
また皇宮警察本部では、天皇ご一家の護衛にあたる男性護衛官が先月、スキーの訓練のため新潟県に出張していた際、宿泊先で入浴中の同僚の女性護衛官をのぞき見していたこともわかりました。
宿泊先の関係者が気付いて発覚したということで、皇宮警察本部はこの男性護衛官についても処分する方針です。
皇宮警察本部の護衛官の1人は「皇室をお守りする皇宮警察には極めて高い規範意識が求められるのが当然だ。この1年、皇位継承に伴う一連の儀式などの重要な任務に組織一丸となってあたってきただけに、このような事案が相次いだことは残念でならない」と話しています。
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