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ロシア大統領府のペスコフ報道官によりますと、プーチン大統領アメリカのトランプ大統領と30日に行った電話会談で、医療機器や感染から身を守るための装備を支援することを申し出てトランプ大統領も人道的な対応に感謝するとしてこれを受け入れたということです。

ロシア国防省は1日、医療機器などを積んだ輸送機がアメリカに向けて出発したと明らかにしました。

ロシアでも新型コロナウイルスの感染者は1日の時点でおよそ2800人と、前の日に比べて400人以上増えるなど急増していて、市民からはほかの国を支援している場合ではないという声も聞かれる一方、今回の動きは安全保障面の対立などで関係が冷え込んでいる米ロ両国にとって前向きなものと見られています。

ロシアはこのほか、イタリアにも医療機器を送ったり医師などの専門家チームを派遣したりしていますが、ヨーロッパのメディアは支援に対する謝意とともに、政治的な動きではないかと警戒する見方も伝えています。

アメリカではジョンズ・ホプキンス大学の現地時間1日時点のまとめで、新型コロナウイルスの感染者が20万人を超え、死亡した人は4400人以上となっています。

このうち、感染者が8万3712人と最も多いニューヨーク州のクオモ知事は1日、記者会見で「4月の終わりごろに感染が最も広がっているという予測もある」と述べ、感染拡大が当面続くという見通しを示しました。

そして「人との距離を取ることを強く求める。感染者の数を減らせるからだ」と述べ、生活必需品を買いに行く場合などに人との距離をおよそ1.8メートル取るよう改めて求めました。

また、感染者が6700人を超えたフロリダ州では、デサンティス知事が州内のすべての地域に外出を制限する命令を出しました。

これまで、デサンティス知事は経済への影響を懸念して命令を出していませんでしたが温暖なフロリダ州には冬から春にかけて多くの観光客が訪れていて、海岸で遊ぶ人たちや飲食店に大勢で集まる人たちが感染を拡大する原因になっているのではないかという懸念がありました。

アメリカではトランプ政権の対策本部が先月31日、感染によって死亡する人が10万人から24万人に上る可能性があるという見方を示していて、感染を抑えるための対策は時間との闘いになっています。

現在、グアムに停泊しているセオドア・ルーズベルトをめぐっては艦長が船内で十分な隔離措置がとれないとして、およそ5000人の乗組員の大部分を空母から降ろし、陸上の施設内で隔離するよう海軍に要請しています。

これについてモドリー長官代行は隔離先としてグアムのホテルを確保する準備を進めていて、近くおよそ2700人の乗組員を空母から降ろす考えを示しました。

一方で、船内の原子炉や艦載機などの管理のため乗組員全員を降ろすことはできないとしました。

そのうえで、モドリー長官代行は「有事が発生して空母が出港する必要があれば、いつでも展開できることを強調したい」と述べ、空母が運用できる状態を維持するために一部の乗組員は船内に残す必要があるという考えを強調しました。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、現地時間の1日時点で、アメリカ国内の感染者は20万人を超え、死亡した人は5000人以上となっています。

トランプ政権は新型コロナウイルスによる国内の死者は最大で24万人に上るおそれがあるとしており、感染拡大の防止が急務となっています。

こうした中、トランプ大統領は1日の記者会見でアメリカは、これから非常に困難な数週間を迎えるが、特にきょうからの数日間は修羅場になるだろう」と述べました。

そのうえで「非常に難しい判断だが、感染者が多い『ホットスポット』を発着する便を制限することを考えていて、近く公表する。鉄道も同様だ」と述べ、感染の拡大を抑えるため、感染者が多い国内の都市を結ぶ航空便の運航や鉄道の運行を一部制限する考えを示しました。

一方で、具体的な時期などについては言及しませんでした。

また、中国政府が公表している中国国内の感染者などの数についてトランプ大統領「われわれが見ているものと、公表されているものを見比べたときに、若干少ないように見える。実態よりも少なく公表していたとしても確かめようがない」と述べ、信ぴょう性に疑問があるという考えを重ねて示しました。

世界的な感染状況を集計しているアメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、全米の感染者は21万人、亡くなった人は5000人を超えています。

感染者の最も多い東部ニューヨーク州では、クオモ知事が1日の記者会見で「4月の終わりごろに感染が最も広がっているという予測もある」と述べて、感染は今後1か月間さらに拡大し続けるという見通しを明らかにしました。

ニューヨークとその周辺では、患者の数がすでに10万人を超える一方、病床や人工呼吸器、医師と看護師、さらに医療従事者が感染防止に着用するマスクの不足が続いています。

現地では医療の現場で受け入れ態勢の拡充を急いでいますが、増え続ける患者に医療機関の対応能力が追いつかずに、医療崩壊が起きる懸念が強まっています。

さらに、ほかの州でも患者は増え続けていて、中でもここ最近、南部フロリダ、ルイジアナ、中西部のミシガンの3州で急激に患者が増え、フロリダ州は1日、全域で外出を制限する命令を出しました。
フロリダは観光シーズンのさなかで、トランプ大統領に近い知事が、経済への影響を懸念して命令を出してきませんでしたが、この結果、海岸や繁華街に人が集まり感染を広げているという批判も出ていました。

またルイジアナでは、すでに外出は制限されていますが、州内に多いキリスト教福音派の一部の教会が、大勢の信者を集めた礼拝を続けていることが問題になっていて、各地で人と人との接触を避ける対策が十分行き届いていないおそれもあります。

トランプ大統領は1日、感染者の多い「ホットスポット」を結ぶ航空便の制限も検討しているとして対応を急いでいますが、このままのペースで患者の増加が続けば、全米の各地で同時多発的に医療崩壊が起きる可能性もあり、危機感が高まっています。

南部ルイジアナ州では、先月9日に最初の感染者が報告されて以来、3週間余りの間に感染者は6400人余りに上り、死者は270人以上となっています。

今月1日の、1日でおよそ1200人の患者と34人の死者が報告されるなど、全米でも急激に患者や死亡者が増加している州の1つで、患者のおよそ4分の1に当たるおよそ1500人が入院しているため、患者の集中している大都市ニューオーリンズ医療機関では、人工呼吸器が不足する事態になっていて致死率は4%と、高い数字になっています。

エドワーズ知事は当初、今月13日までだった外出禁止の命令を30日まで延長し、感染の拡大の抑制をはかるとともに連邦政府に対し、人工呼吸器などの支援を求めています。

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