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アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間の5日午前4時の時点で、アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が32万4052人、死亡した人は9267人となりました。

感染者と死者が最も多い東部ニューヨーク州は5日、新たに感染が確認された人が8000人を超えおよそ600人が死亡したと発表し、感染者は合わせて12万2031人、死亡した人は4159人になりました。

ニューヨーク州のクオモ知事は5日の記者会見で、「退院する人が増えているほか、集中治療室で治療を受けている人や入院が必要な患者の数の増加ペースも落ちてきている。もう数日、様子を見る必要があるが、われわれは流行のピークにさしかかっている可能性がある」と述べました。

そして引き続き人工呼吸器の確保を進めるとともに、患者の多い医療機関から少ない医療機関に患者を転院させたり、医療従事者や医療機器を柔軟に移動したりするなどして医療機関の負担を軽減していくと述べました。

一方アメリカでは、ニューヨークやその周辺以外でも感染者が急増し、中西部ミシガン州で1万4000人を超え、南部ルイジアナ州フロリダ州でもそれぞれ1万2000人を上回っていて、全土で人工呼吸器やマスク、それに医療用のガウンなどの不足が懸念されています。

ことし秋の大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びで、最有力候補のバイデン前副大統領は、5日、ABCテレビに出演しました。

この中でバイデン氏は、新型コロナウイルス対策でトランプ大統領が国民にマスクの着用を勧める新たな政府方針を発表する一方、みずからは着用しない考えを示したことについて、「マスク姿が嫌いかもしれないが、科学的になって専門家の意見に耳を傾けるべきだ」と批判しました。

そのうえで、みずからは外出を控えているものの、外出する場合はマスクを着用する意向を示しました。

一方、ことし8月に延期された民主党の候補者を正式に決める全国党大会についてバイデン氏は、もし新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた場合、「大勢の人を1か所に集めることができないかもしれない」と述べ、インターネット上での開催の可能性を指摘し、検討を急ぐべきだという考えを強調しました。

#米大統領

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の5日の時点のまとめでは、アメリカ国内の新型コロナウイルスの感染者は33万人を超え、世界で最も多くなっています。

トランプ大統領は、5日の記者会見で「恐ろしいほどの死者の数を覚悟しなければならない」と述べ、全米での死者はさらに増えるという見通しを示しました。

一方で、感染者と死者の数が全米で最も多いニューヨーク州で4日、死者の数が前の日を下回ったことを受けて「これはよい兆しかもしれない。長いトンネルの向こう側に光が見え始めてきている」と述べ、全米で感染者が増加するペースが近く減速する可能性があるという認識も示しました。

また、トランプ大統領は、マラリアの治療に使われる「クロロキン」を全米に配布するため2900万錠を調達したことを明らかにし「効果があるかどうかは分からないが、何年にもわたる研究を待っていられる状況ではない」と述べました。

「クロロキン」は、ウイルスの増殖を抑える効果が示唆されているものの、トランプ政権の対策チームのファウチ博士は新型コロナウイルスに対しては臨床的に効果が確認されていない」と繰り返し発言しているほか、専門家からは、服用のしかたを間違えると深刻な副作用が出るという指摘もあがっているため、トランプ政権の判断を疑問視する声も出ています。