モスクワで厳しい外出制限始まる 通行証の携帯義務づけ #nhk_news https://t.co/MAwpX4sZIT
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年4月15日
ロシアでは新型コロナウイルスの感染者が15日、2万4000人を上回り、このうち6割にあたる1万4000人以上がモスクワで確認されています。
こうした状況を受けてモスクワでは15日から通勤のほか、車などを使う買い物を含めて外出する際は原則として市が発行した通行証の携帯を義務づけるなどの厳しい外出制限の措置が始まりました。
通行証は、インターネットを通じて320万人が申請したということですが、初日の15日は、警察が、地下鉄の駅で利用客が通行証を所持しているかどうかを確認したため長い列ができ、かえって感染拡大を招きかねない事態となるなど、課題も明らかになりました。
一方、感染者の急増でモスクワの医療態勢もひっ迫しているとみられます。
医師の男性が今月11日、SNSに投稿した映像には、モスクワ郊外の医療機関の周辺で数十台の救急車が列をなして患者の受け入れを待つ様子が撮影されています。
救急車に同乗していたこの医師も9時間待ったということで「救急車による渋滞が起きている」とつづっています。
ロシア政府は、既存の病院でも新型コロナウイルスの感染者に対応できるよう病床の確保を急ぐとしています。