米 経済活動再開するも新型コロナの感染拡大の懸念強まる #nhk_news https://t.co/OQZoZJJI3I
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年5月8日
全米では、1日に新たな感染者がおよそ2万人確認されていますが、感染のピークは越えつつあるとして、8日までに、全米の6割以上にあたる31の州で、一部の業種の経済活動が再開となりました。
このうちカリフォルニア州では、8日から人どうしが十分な距離を取ることや、商品の受け渡しを店の外で行うことなどを条件に、書店や生花店、衣料品店、それにスポーツ用品店などの営業が再開しました。
一方で、経済活動を再開させた州の中でも、中西部のイリノイ州など11の州では、1日に確認される新たな感染者の増加ペースが上がり始めたほか、中西部ウィスコンシン州や南部テネシー州などでは、再開前に比べて1日当たりの死者が増える傾向にあります。
西部ワシントン州のワシントン大学は今月4日、経済活動の再開などで人どうしの接触が増える結果として、ことし8月上旬までに死者数が、およそ13万5000人に上るおそれがあるとする予測を公表していて、一部の州では感染の拡大への懸念が強まりつつあります。
米 ペンス副大統領の側近 新型コロナウイルス検査で陽性 #nhk_news https://t.co/Kox8u3nud0
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年5月8日
トランプ大統領は8日、ホワイトハウスで記者団に対し、ペンス副大統領を担当するケイティ―・ミラー報道官が、新型コロナウイルスの検査の結果、陽性と判定されたことを明らかにしました。
トランプ政権は感染の拡大を防止するため、マスクの着用などを国民に勧めていますが、大統領本人やペンス副大統領は、医療施設やマスク工場などを視察した際にもマスクを着けず、トランプ大統領は定期的に検査を受けていることを理由に、感染の防止対策はできていると主張しています。
しかし、専門家からは「検査を受けることと、感染を防ぐ対策をとることは別だ」などの指摘が出ています。
トランプ大統領やペンス副大統領などは、新型コロナウイルスの検査を毎日受けていますが、ホワイトハウスでは前日の7日にも別の職員が陽性と判定されていて、政権の中枢に感染が広がる懸念が強まっています。