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#食事#レシピ

東京 豊洲市場では、新型コロナウイルスの感染拡大により、ホテルや飲食店の営業自粛が相次いでいる影響で、マグロやメロンなどの高級食材は取り引きが減って値下がりしています。

このため、豊洲市場の食材を扱っている通販会社では、これまでは飲食店にしか出していなかった食材の販路を広げようと、インターネットを使って通常より2割から3割安い価格で一般向けにも販売を始めました。

会社によりますと、通販サイトの売り上げは前の年の同じ月と比べておよそ5倍に増えているということで、9日も最高級の熊本産のマスクメロンのほか、ふだんは料亭などの高級店にしか出していない大ぶりの丸なすやしいたけなどの発送作業に追われていました。

通販会社の萩原章史社長は「ふだんは、なかなか手に入らない食材がお値打ちの価格で手に入るので、自宅で飲食店で過ごす気分のような楽しい食事をしてもらえれば」と話していました。

新型コロナウイルスの感染拡大により飲食店やホテルなどの休業が相次いでいる影響で、和牛やマグロ、メロンといった高級食材の価格は値下がりが続いています。

このうち和牛は、日本食肉市場卸売協会のまとめによりますと、全国の主な10市場での先月の卸売り価格は、肉質のランクが上位のA5ランクが1キロ当たり2105円と去年の同じ時期に比べて25%安く、A4ランクが29%安くなっています。

またクロマグロは、東京都中央卸売市場での先週の卸売り価格が去年の同じ時期に比べて24%値下がりしているほか、静岡県が主な産地のアールスメロンは30%安くなっていて、水産物や果物でも価格の下落が続いています。

こうした高級食材の値下がりは、外国人観光客の減少に加え、ホテルや飲食店の休業が相次ぎ需要が減少しているためだと見られています。

このほか、業務用の需要が多い「たまねぎ」や「大葉」、「わさび」「たけのこ」などの野菜も、平年の3割から5割ほど価格が下がっているということです。

一方で、家庭で過ごす時間が増えていることから需要が伸びている食材もあり、豚肉は東京での4月の卸売り価格が去年の同じ時期と比べ1割余り高くなったほか、「キャベツ」や「白菜」などの野菜が高値の水準となっています。