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アメリカのトランプ大統領戦没者を追悼する25日の祝日「メモリアルデー」で3連休となったこの週末、2日間続けて首都ワシントン近郊のゴルフ場を訪れ、ことし3月の国家非常事態の宣言後、初めてゴルフを楽しみました。

これについて一部のメディアが、新型コロナウイルスの危機の中、ゴルフをプレーしたなどと批判的に伝えたことについて、トランプ大統領は25日、ツイッター「週末に外に出て、軽く運動をするためにゴルフをしたが、フェイクニュースは私がまるで大罪を犯したかのように報じている」と書き込み、怒りをあらわにしたうえで、ゴルフをしたのはおよそ3か月ぶりだと反論しました。

トランプ大統領としては、ゴルフをプレーすることで、経済が再開し国が平常に戻りつつあるとアピールしたいねらいもあったとみられますが、新型コロナウイルスによる国内の犠牲者が10万人近くに上るうえ、戦没者を追悼する週末だったことから大統領として不適切な行動だという批判も出ています。

アメリカやスイスの研究グループは22日、新型コロナウイルスの治療への効果の可能性が指摘されてきたマラリアなどの治療薬「クロロキン」や、その一種の「ヒドロキシクロロキン」について、およそ9万6000人分のデータの分析から「効果は認められなかった」としたうえで、投与された患者の一部に心拍の異常が見られたとする研究結果を発表しました。

これを受けてWHOのテドロス事務局長は25日、定例の記者会見で「WHOが行ってきたヒドロキシクロロキンの臨床試験を一時的に中断した」と述べ、今後、安全性に関するあらゆるデータを調査することを明らかにしました。

一方で「ヒドロキシクロロキン」は、自己免疫疾患のある人やマラリアの治療には一般的に安全だとしています。

WHOはこのほか、レムデシビルや、エイズの発症を抑える「ロピナビル」と「リトナビル」を組み合わせた薬などの臨床試験を行っていますが、これらは試験を続けるとしています。

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