ニューヨーク市の飲食店 屋内の営業再開延期 感染再拡大が影響 #nhk_news https://t.co/UPQKCFv4iF
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年7月1日
アメリカでは、南部テキサス州や西部カリフォルニア州のほか、中西部のウィスコンシン州などでも増加が顕著で、ABCテレビなどの分析では、感染者が増加傾向にある州は全体の4分の3を超える38の州に上っています。
こうした事態を受けて、ニューヨーク市は来週に予定していた飲食店の屋内での営業再開を当面、延期することを1日、明らかにしました。
ニューヨークでの感染状況は比較的落ち着いていますが、記者会見したデブラシオ市長は「全米の状況をみると、レストランやバーの店内での飲食が問題となっている」と述べました。
また、ニューヨーク州のクオモ知事は「マスクの着用や人との距離をとるなどの感染防止のための行動が緩み始めている」と述べ、感染が再び拡大することへの警戒を強めています。
ニューヨーク州は、旅行者の隔離を義務づける州をこれまでの8州から16州に拡大することをすでに決めていますが、感染の再拡大が、一度は感染者を抑え込んだ地域の社会経済活動にも影響を及ぼしています。
一方、西部カリフォルニア州のニューサム知事が1日、会見し、州内での感染者が増え続けているとして、1日からレストランやワインの醸造所などの屋内での営業を再び禁止すると発表しました。
対象となる地域は主要都市のロサンゼルスを含む合わせて19の郡で、期間は少なくとも3週間だということです。
またニューサム知事は会見で、外出時にはマスクなどで口元を覆うよう改めて市民に呼びかけました。
カリフォルニア州は人口がおよそ4000万人と全米で最も多く、いち早く外出制限を始めるなど対策を続けていますが、感染の拡大に歯止めがかかっていません。
新型コロナウイルスの感染者の増加傾向が続くアメリカで、マスクの着用を義務づける大統領令が必要だという声があがっていることについて、トランプ大統領は1日、FOXビジネスネットワークのインタビューで、「義務化する必要があるかはわからない」と述べ、否定的な考えを示しました。
その理由についてトランプ大統領は「この国には、人々が互いに十分に長い距離をとれるところが多くある」と述べました。
一方で「私はマスクには賛成だ。マスクはよいものだと思う。人との距離が近ければマスクを着用するだろう」と述べ、必要に応じて、みずからも着用する考えを示しました。
マスクをめぐっては今週、ニューヨーク州のクオモ知事が、マスクの着用を義務づける大統領令が必要だと主張したのに対して、ホワイトハウス側は「個人の選択だ」として、政府による義務化までは必要ないとしています。
アメリカ シアトル 警察がデモ隊を強制排除 3週間余座り込み #nhk_news https://t.co/BR1Dw7CVv8
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年7月1日
シアトルでは、先月上旬から3週間余りにわたってデモ隊の一部が街の中心部にバリケードを張って座り込み、「自治区」を設置したと主張したうえで、警察組織の改革などを訴えてきました。
シアトルのダーカン市長は、これまで、デモ隊に退去するよう求めてきましたが、周辺で銃を使った犯罪が相次いだほか、消防隊の活動を妨害するなどの違法行為が繰り返されたとして、先月30日、座り込みは違法な集会だとして、関係機関に対応するよう命じました。
これを受けて地元警察はデモ隊の強制的な排除に乗り出し、警察によりますと、武器を違法に所持していた疑いなどで30人以上を逮捕したということです。
シアトルの座り込みをめぐっては、デモへの厳正な対応を主張するトランプ大統領が、地元の州政府などに対して、直ちにデモ隊を強制排除するよう求め、市長などが反発していました。