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東京都の関係者によりますと、5日、都内で新たに111人新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。都内で1日の感染の確認が100人以上となるのは4日連続です。これで、都内で感染が確認された人は合わせて6765人になりました。

都は不要不急の他県への移動は控えるとともに、感染の確認が相次いでいる夜の繁華街では、適切な感染防止策を講じている店を選ぶなど、十分に注意するよう強く呼びかけています。

過去最多の22人が立候補した東京都知事選挙は、現職の小池百合子氏(67)が、2回目の当選を確実にしました。

東京都知事選挙の投票は午後8時に締め切られました。

NHKの事前の情勢取材のほか、5日、投票を済ませた有権者を対象にした出口調査では現職の小池百合子氏が、立憲民主党共産党社民党の支援を受けた日弁連・日本弁護士連合会の元会長、宇都宮健児氏(73)や、日本維新の会が推薦した熊本県の元副知事、小野泰輔氏(46)、れいわ新選組の代表、山本太郎氏(45)らを大きく引き離して極めて優勢です。

また、4日までに期日前投票した人を対象にした調査でも、小池氏が、終始、ほかの候補を上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、小池氏の2回目の当選が確実になりました。

小池氏は兵庫県出身の67歳。民放のニュースキャスターなどを経て、平成4年の参議院選挙で、当時の日本新党から立候補して初当選しました。翌平成5年に衆議院議員に転じたあと、平成14年には自民党に入り、環境大臣防衛大臣、党の総務会長などを歴任しました。

前回・4年前の都知事選挙では政党の支援を受けずに立候補し、自民・公明両党などが推薦した候補らを破って当選し、初めての女性の都知事になりました。

今回の選挙でも、小池氏は、政党の推薦や支持は求めませんでしたが、自民党は、独自候補の擁立を断念し、二階幹事長が支援する考えを示していたほか、公明党も実質的に支援しました。

また、小池氏は、新型コロナウイルス対応のため、知事としての公務を優先するとしたほか、人が密集することを避ける必要があるとして街頭演説は一切行わず、インターネットを通した運動に徹しました。

そして新型コロナウイルスの第2波に備えるため、医療や検査体制を充実させていくことや、来年に延期された東京オリンピックパラリンピックは簡素化して費用を縮減すると訴えました。

その結果、自民党公明党の支持層に加え、宇都宮氏を支援した立憲民主党の支持層や、特定の支持政党を持たない無党派層などから幅広く支持を集めました。

NHKは投票日の5日、東京都知事選挙での有権者の投票行動や政治意識を探るため、都内32か所の投票所で投票を終えた有権者2845人を対象に出口調査を行い、62%にあたる1763人から回答を得ました。一方、4日までに有権者のおよそ15%が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査の対象になっていません。

NHKの出口調査では、小池さんは、
▽男性の50%余り、
▽女性の60%台半ばから支持を集めました。

また年代別に見ますと、小池さんは、
▼18歳、19歳では70%台後半、
▼20代では40%台後半、
▼30代ではおよそ50%、
▼40代では50%台半ば、
▼50代では50%台後半、
▼60代では60%余り、
▼70代以上の60%台後半の支持を集め、すべての年代で最も支持されました。

出口調査でふだん支持している政党を聞いた結果、各党の支持率は、
◇「自民党」が33%、
◇「立憲民主党」が7%、
◇「国民民主党」が1%、
◇「公明党」が4%、
◇「日本維新の会」が4%、
◇「共産党」が4%、
◇「れいわ新選組」が2%、
◇「都民ファーストの会」が1%、
◇「特に支持している政党はない」が42%となっています。

支持政党別に、どの候補者に投票したのか見てみますと、
自民党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは小池さんで70%台後半を占めました。
立憲民主党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは宇都宮さんで40%余り、次いで、30%あまりが小池さん、10%台後半が山本さんを支持しました。
公明党と答えた人の90%台半ばが小池さんを支持しました。
日本維新の会と答えた人のおよそ40%が小野さんを支持し、20%台後半が小池さんを支持しました。
共産党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは宇都宮さんで60%台後半、次いでおよそ20%が小池さん、およそ10%が山本さんを支持しました。
▽特に支持している政党はないと答えた無党派層のうち、最も多くの支持を集めたのは小池さんで50%余り、次いで、10%台後半が宇都宮さん、10%余りが小野さんと山本さんを支持しました。

出口調査で「来年7月からに延期された東京オリンピックパラリンピックを開催すべきだと思うか」聞いたところ、
▽「開催すべき」が27%、
▽「中止すべき」が36%、
▽「さらに延期すべき」が17%、
▽「わからない」が21%でした。

#政界再編・二大政党制