https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

韓国の警察は、首都ソウルのパク・ウォンスン(朴元淳)市長の行方が9日から分からなくなり、捜索を行った結果、10日未明、市内の山中で遺体で見つかったと発表しました。これまでのところ、事件性をうかがわせるものはないということで、警察が死亡した経緯などを詳しく調べています。

韓国の警察の発表などによりますと、ソウルのパク・ウォンスン市長は9日、体調が悪いとして登庁せず、午前10時45分ごろに公邸から外出したということです。

そして、午後5時20分ごろになって、パク市長の携帯電話の電源が切れていて連絡がとれないと、娘から警察に通報があり、警察と消防はおよそ770人の態勢で監視カメラの映像などをもとにパク市長の足取りを追跡し、捜索を行いました。

その結果、10日午前0時ごろ、パク市長は市内の山中で遺体で見つかりました。現場に残されていたかばんや携帯電話などの所持品から身元を確認したということです。

これまでのところ、事件性をうかがわせるものはないということで、警察が死亡した経緯などを詳しく調べています。

一方、韓国メディアは元秘書の女性がパク市長からセクハラを受けたとして警察に告訴状を提出していたと伝えていて、警察も、告訴状をおととい受理したことは認めましたが、内容については捜査中だとして言及を避けました。

パク市長は人権派弁護士の出身で、2011年のソウル市長選挙で初当選し、現在3期目を務めていましたが、人口1000万余りの首都の行政を率いる革新系のリーダーの突然の死に、衝撃が広がっています。

ソウル市長を務めるパク・ウォンスン氏は64歳。韓国南部のキョンサン(慶尚)南道チャンニョン(昌寧)の出身で、ソウル大学などで学んだあと、司法試験に合格しました。

パク氏は人権派弁護士として活動しながら市民運動にも関わり、2000年に慰安婦問題をめぐって民間の立場から日本政府の責任を追及しようとした「国際法廷」で検察官役を務めました。

2011年には「変革」を掲げてソウル市長選挙に立候補。若い世代を中心に幅広い支持を集めて初当選し、首都の行政を率いる革新系のリーダーとして3期目を務めていました。

この間、2017年に慰安婦問題を象徴する少女像を座席に設置した路線バスに、パク市長も乗車してみせ、「政治的なパフォーマンスだ」とする批判も出ましたが、革新勢力の一部からは2022年の大統領選挙に向けて、候補者になりうる1人として推す声も出ていました。

韓国の警察の発表などによりますと、ソウルのパク・ウォンスン市長は9日、体調が悪いとして登庁せず、午前中に公邸から出たあと連絡がとれなくなり、警察と消防が捜索を行った結果、10日午前0時ごろ、パク市長は市内の山中で遺体で見つかりました。

警察は自殺した可能性が高いとみて経緯などを調べていて、パク市長からセクハラを受けたという内容だとされる告訴状を、元秘書の女性が警察に提出したこととの関連も捜査しているとみられます。

10日付けの有力紙「東亜日報」が1面に掲載した、公邸を出たパク市長を捉えた監視カメラの画像とされる写真では、帽子にマスク姿でリュックサックを背負った男性がうつむき加減に歩く姿が確認できます。

革新系の与党に所属するパク市長は人権派弁護士の出身で、2011年のソウル市長選挙で初当選し、現在は3期目で在任期間が歴代で最も長くなっていました。

市長の権限を代行するソ・ジョンヒョプ副市長は一夜明けて記者会見し「すべての職員が一丸となって市政の業務を滞りなく行っていく」と述べましたが、人口1000万余りの首都の行政を率いるトップの突然の死に衝撃が広がっています。

パク・ウォンスン市長の遺体は市内の病院に安置され、10日午前、市の関係者などが慌ただしく出入りしていました。

また、病院の前には報道関係者およそ100人が集まっていました。

病院を訪れたソウル近郊に住む50代の女性は「市長として、しっかりと仕事をしていたと思う。とても残念で悲痛な気持ちです」と話していました。

その一方で、韓国メディアがパク市長の元秘書の女性がセクハラを受けたという内容の告訴状を警察に提出したと伝えていることについては「事実が明らかにされなければいけないと思う」と話していました。

ソウル市は10日昼前、パク市長が公邸に残していた遺書の内容を明らかにしました。この中で、パク市長は「すべての人に申し訳なく思う。人生を共にしてくれたすべての人に感謝する」と記していました。

警察は、自殺した可能性が高いとみて経緯などを調べていて、パク市長からセクハラを受けたという内容だとされる告訴状を元秘書の女性が警察に提出したこととの関連も捜査しているとみられます。

遺体が安置されている市内の病院には、与党「共に民主党」の幹部など政治家が次々と訪れたほか、ムン・ジェイン文在寅)大統領は哀悼の意を示す花を贈りました。

一方、市民からは、突然の死を悼む声とともに、市は経緯などについてきちんと説明するべきだといった意見も出ています。

韓国の法律に基づき、市長の権限は当面、副市長が代行し、ソウル市長選挙は来年4月に行われる予定です。

アメリカで北朝鮮問題を担当するビーガン国務副長官は9日、新型コロナウイルス対策で入国を拒否している国の政府高官としては初めて日本を訪れました。

外務省の秋葉事務次官は都内の飯倉公館でビーガン副長官を出迎え、一定の距離をとって写真撮影に応じたあと、1時間半余り会談しました。

そして、南北の共同連絡事務所を爆破するなど韓国への揺さぶりを強める北朝鮮への対応を協議し、拉致、核、ミサイルの諸問題の解決に向け緊密に連携していくことを確認しました。

また、中国が香港国家安全維持法を施行したことへの懸念を共有し、香港市民や現地の外国企業などの権利が保護されるよう注視するとともに、海洋進出を強める動きの抑止も視野に連携していくことでも一致しました。

PCR検査の実施などを条件に今回、入国が特別に許可されたビーガン副長官は10日、茂木外務大臣や河野防衛大臣とも会談することにしています。

北朝鮮キム・ジョンウン委員長の妹のヨジョン氏は10日朝、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表しました。

この中で、ヨジョン氏はことし11月のアメリカ大統領選挙前の、米朝首脳会談の開催が取り沙汰されていることについて米朝両首脳の決断によって突然行われるか、誰にもわからない」とした一方、アメリカの決定的な立場の変化がない限り、ことし中、そして今後も必要はなく、われわれにとって無益だ」として、開催の可能性を否定しました。

また、大統領選挙の直前に米朝首脳会談が行われる可能性があると指摘したボルトン大統領補佐官について「くずであるボルトンが述べたことで、絶対にそうする必要はない」と嫌悪感をあらわにしました。

一方、ヨジョン氏は、核実験やICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止したことを念頭に、アメリカに脅威を与える考えはなく、キム委員長もはっきりとその立場をトランプ大統領に伝えた。非核化をしないわけではなく、今はできないのだ。アメリカによる重大な措置が同時にあれば可能だ」としてアメリカに対し、北朝鮮への敵視政策を撤回し、相応の措置をとるよう譲歩を求めました。

また、談話では「キム委員長が、トランプ大統領の活動によい成果があることを祈っていると伝えてほしいと言っている」として、両首脳の関係は良好だと強調しました。

北朝鮮としては米朝首脳会談が開催される可能性を否定した一方、アメリカが譲歩すれば関係の進展もありうるとして、アメリカに態度の変化を促すねらいがあるものとみられます。

d1021.hatenadiary.jp

#朝鮮半島