国連人権高等弁務官 ベラルーシを非難 抗議デモで6000人拘束 #nhk_news https://t.co/xqmRUdN2w6
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年8月12日
ベラルーシでは今月9日に行われた大統領選挙でルカシェンコ大統領の6選が確実とされましたが「選挙結果が改ざんされた」と訴えるデモが3日連続で行われ、内務省によりますとこれまでにおよそ6000人が拘束されています。
これについて国連の人権高等弁務官事務所は12日「大部分は平和的に行われているデモに対して当局が厳しい弾圧を行っている」という見解を示しました。
バチェレ人権高等弁務官は声明で「デモを見ていただけの人や未成年者も含め6000人を超える人が拘束されたという報道もある。このような大規模な拘束は国際的な人権の基準に明らかに違反している」と述べ強く非難しました。
そのうえで不法に拘束された人たちを直ちに釈放し、人権の侵害がなかったか独立した公平な調査を行うよう求めています。
EU=ヨーロッパ連合は14日緊急の外相会議を開く予定で、ベラルーシへの制裁について協議するものとみられ、ベラルーシに対する国際的な圧力が強まっています。
ベラルーシ反体制派 新組織結成を宣言 抗議デモ継続呼びかけ #nhk_news https://t.co/LNxuXGuP11
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年8月13日
ベラルーシでは、今月9日に行われた大統領選挙で現職のルカシェンコ大統領の6選が確実になりましたが、選挙に不正があったと抗議するデモが4日連続で行われ、これまでにおよそ6000人が拘束されました。
選挙で有力候補とされながら立候補を却下され、先月、国外に逃れた元外交官のツェプカロ氏は12日、ルカシェンコ政権の打倒を目指す新しい組織「救国戦線」を結成すると自身のSNSで宣言しました。
ツェプカロ氏は、「われわれは第2次世界大戦でナチスと戦ったゲリラの伝統を受け継いでいる」として、抗議デモを継続し政権に揺さぶりをかけるよう支持者に呼びかけました。
また、ルカシェンコ政権の弾圧から国外に逃れたベラルーシ人を支援するため、新たな財団を、隣国のウクライナに設立したことを明らかにしました。
この財団の幹部には、ベラルーシのノーベル文学賞作家、アレクシェービッチさんも名前を連ねています。反体制派としては、国外に活動の拠点を設け、ベラルーシの民主化を求める周辺国との連携を深めることで、ルカシェンコ政権への圧力を強めるねらいがあるものとみられます。
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