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金利を活用

アップルも起債を実施する。今年、投資適格債市場で資金を調達するのは5月に続いて2回目。起債規模は55億ドル(約5890億円)相当。借り入れコストが極めて低い中、手元資金が豊富な大手ハイテク企業も大型起債に動いており、利率を押し下げている。関係者によれば、アップルの起債は4本立てで、最も長い年限は40年。利回りは米国債を135ベーシスポイント程度上回る水準となる可能性があるという。

100万件割れ

先週の米新規失業保険申請件数は96万3000件と、3月に新型コロナのパンデミックが始まって以降初めて100万件を下回った。感染拡大ペースが鈍化する中、米国の景気回復が幾分勢いを取り戻しつつある状況が示唆された。失業保険の継続受給者数は、8月1日終了週に1550万人に減少し、4月初旬以来の低水準となった。

国交樹立へ

イスラエルアラブ首長国連邦(UAE)は完全な関係正常化で合意した。両国と米国の共同声明によると、イスラエルヨルダン川西岸の一部の併合計画を一時停止することにも合意した。ただ、UAEのムハンマド皇太子の発言は、トランプ大統領のコメントや共同声明の内容と微妙に異なっており、外交関係の完全な正常化がまだずっと先になる可能性も示唆している。

5Gから排除

インドは第5世代(5G)移動通信網の導入計画から、中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を排除する方針だ。国境付近での衝突で死者が出るなど、両国の関係は大きく冷え込んでいる。インドは7月23日に投資規制を改正。陸の国境を接する国の企業を対象に、国家安全保障上の懸念を理由に入札での参入を制限すると定めた。匿名を条件に語った複数の関係者によれば、インドは今回この新規制を適用する。

重複上場

ソフトバンクグループが出資する中国の人工知能(AI)大手、商湯科技(センスタイム・グループ)は香港と中国本土で同時に新規株式公開(IPO)することを検討していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。同社はこれに先立ち、企業評価額を約85億ドルとして、15億ドルを近く調達する。センスタイムは2018年に25億ドル近くを調達し、世界で最も企業評価額の高いAIスタートアップとなった。当時の評価額は75億ドル余りだった。

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