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5年前のクーデター以降軍主導の暫定政権が続いたタイでは、ことし3月、議会下院の選挙が行われ、タクシン元首相派の「タイ貢献党」が第1党、軍主導の政治体制の継続を目指す「国民国家の力党」が第2党となりました。

総選挙を受けて招集されたタイの議会は5日夜、下院の497人に加え、軍が事実上指名した上院250人の合わせて747人の議員によって次の首相を選出する投票が行われました。

投票は暫定政権を率いてきたプラユット氏とタクシン元首相派などが推すタナトーン氏の2人を候補者として行われ、プラユット氏が7割近い票を獲得して次期首相に選出されました。

今月中にも新政権が発足して暫定政権は解散し、タイは手続きの上では民政に復帰することになります。

しかしプラユット氏が再び首相に就くことで、軍の影響の強い政治が続く見通しになりました。

ただ、連立与党は合わせて19もの政党で構成されているうえ、下院での勢力は過半数を僅かに上回る程度で、プラユット氏は連立を組む各党の意向は少数政党に至るまで十分に配慮した政権運営を求められることになります。

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