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ロシアでプーチン政権を批判してきた野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は先月、ロシア国内を旅客機で移動中に突然、体調の異変を訴え、現在はドイツのベルリンにある大学病院で治療を受けています。

病院は今月7日、ナワリヌイ氏が治療のための人工的なこん睡状態を脱したと発表していましたが、14日、回復がさらに進んで人工呼吸器が不要となり、短時間ベッドを離れることもできるようになったと明らかにしました。

またドイツ政府は14日、ナワリヌイ氏に対して旧ソビエトで開発された神経剤ノビチョクと同じ種類の物質が使われたとするドイツの検査結果が、フランスとスウェーデンの研究所がそれぞれ行った検査でも確認されたと発表しました。

こうした動きに対してロシアのラブロフ外相は14日、ロシアに新たな制裁を科す口実にすぎないと批判し、ロシアの関与を改めて否定しましたが、ドイツ政府は引き続き、ロシアに対して説明を求める構えです。

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