EU 対ロシア制裁で合意 ナワリヌイ氏 神経剤検出で #nhk_news https://t.co/dRwK4AefTB
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年10月12日
ナワリヌイ氏はことし8月、ロシア国内を移動中、突然意識を失ってドイツの病院に搬送され、ドイツ政府やOPCW=化学兵器禁止機関は、血液などの分析の結果、旧ソビエトで開発された神経剤、「ノビチョク」と同じ種類の物質が検出されたと発表しています。
これを受けて、ドイツとフランスは「ロシアが関わったとしか考えられない」などとして、ロシアへの制裁を科すようEUに提案していました。
この提案について、EUは12日、ルクセンブルクで開いた外相会議で協議し、EUで外交を担当するボレル上級代表は、会議後の記者会見で、制裁を科すことで各国が合意したと明らかにしました。
ボレル上級代表は制裁の具体的な内容や対象は明らかにしていませんが、ヨーロッパのメディアは、事件に関わったとみられるロシアの情報機関の要員らのEUへの渡航禁止や、資産凍結などの措置が検討されていると伝えています。
一方、ロシアはこれまで、事件への関与を全面的に否定していて、議会下院で国際問題を担当するスルツキー委員長は12日、「EUは反ロシアの考えにとらわれすぎている」と非難しました。