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ロシアでプーチン政権を批判してきた野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は先月、ロシア国内を旅客機で移動中に突然体調の異変を訴え、現在はドイツの大学病院で治療を受けています。

ナワリヌイ氏は一時意識不明になったものの、その後の治療で回復しつつあると伝えられていて、15日、自身のSNSに、病室で家族と撮影した写真を初めて投稿しました。

ナワリヌイ氏は妻に支えられてベッドで上半身を起こしていて、いくぶん痩せたように見えるものの、カメラの方向をしっかり見つめていることから、回復している様子がうかがえます。

写真とともに「こんにちは、ナワリヌイです。きのうは一日中、人工呼吸器を外して息をすることができました」といったコメントも添えていて、投稿から1時間で37万件を超える反応が寄せられていました。

一方、ロシアの情報機関、対外情報庁のナルイシキン長官は15日、今回使われたとされる神経剤「ノビチョク」について「ロシアではすべて廃棄されており、保有も製造もしていない」として、ロシア政府の関与を改めて否定しました。

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