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 政府は、立皇嗣の礼が執り行われたのち「安定的な皇位継承を確保するための諸課題」に関する議論に取り組むとしている。そこでは女性宮家についても論じられることになろうが、現行の皇室典範に則れば、皇統は次代で皇嗣家、すなわち秋篠宮家へと移ることになる。ところが、

眞子さまの結婚問題が長引いたこともあり、秋篠宮家は今や、すっかり逆風に晒されています」

 とは、皇室ジャーナリストである。

「金銭トラブルなどの問題を抱えたお相手に見切りをつけられないどころか、かえって固執される眞子さま。そしてそのお振る舞いをお諭しすることができない秋篠宮ご夫妻、さらにはお姉さまの“一途な思い”を手放しで讃えるかのようなお考えを表明された次女の佳子さまにも、世間の批判の目が向けられてしまいました」

 実際に佳子さまは昨年3月、ICUご卒業にあたり、

〈姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい〉

 そう文書で回答されたのだが、このニュースがネットで報じられると瞬く間に、

秋篠宮の御教育が間違っていませんか〉

〈国民のことをまるで考えていない思慮の浅い言葉でした。悠仁様は、大丈夫なのか〉

 といった、辛辣なコメントが並ぶことに――。

「以降、佳子さまは“月に4回しかご公務が入っていない”あるいは“(昨年の)中欧ご訪問は観光名所ばかり”などと週刊誌で報じられ、挙句の果てに昨年秋にはダンスの発表会でお腹を露出して激しく踊られる姿もキャッチされ、物議を醸しました。そしてその都度、ニュースサイトは“仕事も進学もしないのに”“国民の税金で”といった、ネガティブなコメントで埋め尽くされてしまったのです」(同)

 そうした“アゲインストの風”を十分に感じられてか、佳子さまが学生時代に通われていた都下のダンススクールの発表会が先日行われたのだが、そこにご本人のお姿はなかった。

「コロナ終息のめどが立たず、皇族方もご活動が制限されている折、さすがに今回はお出ましを控えられたのかもしれません。それでも今なお、SNSを中心とした秋篠宮家への批判は止んでいないのが現状です」(同)

 今年5月には医療従事者に手作りガウンを贈るべく、ご一家総出で作業に取り組まれたにもかかわらず、

〈パフォーマンスにしか見えません〉

 などと書き込まれ、また今月1日、ご夫妻が文化庁芸術祭を鑑賞されると、

〈それよりも全身全霊で娘さんを説得してください〉

〈本当にこの宮家に皇統が移ってしまうのでしょうか〉

 そう評されてしまった。同じ頃、本誌(「週刊新潮」)は佳子さまが手話の大会でお言葉を述べられ、その模様がユーチューブで配信されたことで、ネットに批判が相次いだと報じた。その後にウェブ版で記事を掲載したところ、

〈比べるのは失礼だと思うが、帝王学を学ばれた陛下と自由奔放な次男坊の差がだんだん出てきていると思います〉

〈これだけ国民から批判を浴びる皇族はかつてあったでしょうか?〉

 などと、たちまち「再炎上」してしまったのだ。

 とりわけ深刻なのは「小室問題」の火種が延焼して「佳子さま批判」を招き、ついには「秋篠宮家を天皇家にしてよいのか」といった、畏れを知らぬ非難にまで発展したことである。

 言うまでもなく皇室は広く国民から敬い親しまれ、「お手本」とされてきた方々である。皇統を受け継ぐご一家とこうした世評とは本来、決して相容れないはずなのだが、先のジャーナリストは、

「ネット上の書き込みとはいえ、かつてこれほどまで批判的な意見を寄せられた皇族方は記憶にありません。振り返れば、皇太子妃時代の雅子さまは、ご病気のためにご公務もままならなかった。そのことで批判的な書き込みがなされたこともありましたが、SNSの進化もあり、今とは規模が違いました。そもそも、現在は圧倒的にそのなさりようを称賛する声に転じているのです」

 けだし世間の風とは移り気である。が、それを差し引いてもなお、容易ならざる事態であるのは言うまでもない。皇室制度に詳しい小田部雄次静岡福祉大名誉教授が言う。

「コロナ禍で失業者だけでなく、精神的な不安定さを感じる人も増えているといったニュースもあります。昨年、宮内庁の記者会に所属する若手女性記者が会見で『佳子さまは普段、何をされているのか』と質問したことが報じられ、佳子さまをバッシングする声がネットに溢れたことがありましたが、確かに現在、佳子さまの同世代でも正社員になれず、非正規雇用に流れていく人も多いことでしょう。国民は苦しい状態にある中、就職せず、たまに行事にだけ出席なさるといったスタイルに疑問を持つ人が出てくるのも、致し方ないとは思います」

 ネットでは、目に余る記述も散見されるのだが、

「匿名で建前がない分、厳しい言葉が並んでしまいます。ですが、それでも国民の声であることに変わりはありません。すべてではありませんが、そこには国民の本音が潜んでいるでしょうし、そうした局面と向き合われるご姿勢もまた、大切ではないでしょうか」(同)

 この由々しき事態をどうすべきか。ご一家をお支えする宮内庁もまた、こうした事態を十全に把握しているとは言い難く、それゆえ手を拱(こまぬ)くしかないようだが、そもそもの根源は、平成の代から尾を引く結婚問題である。

眞子さまと小室さんの問題は、お金と恋愛という非常に“生々しい”要素を抱えています」

 そう指摘するのは、皇室に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授である。

「その人間的な生臭さが、かえって国民からの忌避意識に繋がってしまっている。皇族が身近に感じられるのは良いことですが、人間臭さが出すぎると、今度は国民との距離感を保つことができません。平成の御代はそれが実にうまくいっていたのですが、今回、秋篠宮家は過剰に表出してしまったのではないでしょうか」

 結果、容赦のない批判を招いてしまったというのだ。

「小室さんは文書でコメントしましたが、その後はずっと雲隠れを続けています。言葉がないからこそ疑念が生まれ、それがさらなる疑念を生む。遅きに失した感はありますが、今は国民への丁寧な説明が不可欠です」

 その“生臭さ”は一方で、

「ご年齢相応の豊かな感情を持ちつつ懊悩を抱える一人の女性が、同時に国民統合の象徴の一員として多大な重責を担っていることの表れでもあります。そうした眞子さまの葛藤が最も表れているのが今回の結婚問題。だからこそ文書ではなく、眞子さまご自身が肉声で、しぐさや表情も伴いながら思いを述べられるのが最良だと思います。そうすれば国民にはお気持ちが伝わり、納得する人も必ず出てくるはずです

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