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気象庁は56年前の昭和39年から東京 大手町に本庁舎を置き、台風などの気象や地震、火山の観測業務などにあたってきましたが、国の有識者会議の検討を経て、虎ノ門の新庁舎に移転することになりました。

現在、移転作業は本格化していて、16日は全国の地震や火山を24時間観測・監視する現業室」の切り替えが行われました。

現業室」には緊急地震速報や震度速報、津波警報などの発表に使われる全国およそ1500の地震計のデータが送られてきていて、午後1時すぎまでに送り先が虎ノ門の新庁舎に切り替えられました。

新庁舎のモニターでは各地の揺れを示す波形が次々と表示されるようになり、職員たちは緊張した面持ちでデータに間違いがないか確認していました。

移転を担当した気象庁地震火山部の長谷部大輔課長補佐は「地震津波の情報は国民の命と直結する情報なので、途切れさせてはならないという思いを皆ひとつにしながら作業を進めている。引き続き緊張感を持って作業を進めていきたい」と話していました。

気象庁は今後も移転作業を進め、今月25日には気象観測や予報の現業室を移転することにしています。

気象庁の移転作業は先月から始まっていて、現在の庁舎に保存されている貴重な資料を新しい庁舎に運搬する作業も行われています。

東京 大手町にある気象庁庁舎の最上階には、観測が始まった明治時代以降、110年間にわたる貴重な地震の波形の記録が保存されています。

地震の波形はマイクロフィルムおよそ1万巻に保管され、中には今から100年ほど前の大正12年に発生した関東大震災の波形もあります。
当時の地震の大きさを示すように、波形は大きく振り切れてしまっていますが、将来、技術が進歩すれば、より具体的な検証やシミュレーションなどに役立つ可能性があり、新しい庁舎でも保存が必要だということです。
また、こうした波形の記録では、当時の文献などに残されていない揺れの細かい推移が確認できるということです。

気象庁地震火山部・大規模地震調査室の草野利夫調査官は「地震の揺れの生の記録というのは、やはり波形を見ないと分からず、過去の地震を調べるうえで非常に重要になる。今後、地震学が発展した場合に、さかのぼって地震を調べることで、新しいことが分かるかもしれないので、防災に活用できたらと考えている」と話していました。


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