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中東のレバノンに逃亡中の日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン容疑者について、フランスの司法当局は、自動車メーカー、ルノーの資金を流用したなどとする疑惑をめぐって、来年1月に逃亡先のレバノンで事情聴取する見通しであることを明らかにしました。

カルロス・ゴーン元会長は、経営トップを務めていたルノーの資金の流用や背任などの疑いがもたれていて、フランスの司法当局は、裁判にかけるかどうかを審査する「予審手続き」を進めています。

この手続きでは、裁判所の「予審判事」が関係者から事情を聴くなどして証拠を集めることになっていて、司法当局によりますと、事件を担当する予審判事は来年1月18日から2日間、逃亡先のレバノンでゴーン元会長から事情聴取する見通しだということです。

司法当局はことし7月、事情を聴くためゴーン元会長に出頭するよう要請しましたが、ゴーン元会長はレバノンでなければ聴取に応じられないとして拒否していました。

予審判事は事情聴取を踏まえたうえで、裁判にかけるかどうかの審査を本格化させることになります。

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