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韓国のムン・ジェイン大統領は、25日から3日間の日程で、およそ1年ぶりにソウルを訪問している中国の王毅外相と26日、大統領府で会談しました。

冒頭、ムン大統領は「韓国と中国は新型コロナウイルスの対応で緊密に協力してきた」としたうえで、「人的、文化的な交流と協力を強化しながら、戦略的パートナー関係の一層の発展を願う」と述べました。

これに対し、王外相は「両国が新型コロナウイルスの困難を耐え抜き、ともに手を携えて再来年の国交樹立30周年を迎えることになるだろう」と応じました。

韓国大統領府の発表によりますと、双方は2014年以来となる習近平国家主席の韓国訪問や、韓国が議長国として早期開催を目指している日中韓3か国の首脳会議の実現、それに朝鮮半島の非核化や平和構築に向け、協力していくことで一致しました。

ムン政権は南北関係の改善や韓国経済の回復のため、北朝鮮の後ろ盾であり、最大の貿易相手国である中国の協力が欠かせないとしています。

ただ、その中国と対立するアメリカでは、大統領選挙で勝利を宣言したバイデン前副大統領が、米韓同盟や日米韓3か国の連携を重視していて、ムン政権は米中両国のはざまで対応に苦慮することも予想されます。

中国外務省によりますと、午前中に行われた中韓外相会談で双方は、新型コロナウイルスへの対応や朝鮮半島情勢など、10項目で共通認識に達したということです。

この中には、新型コロナウイルス対策で協力と予防・抑制を強化し、「ビジネス往来」の適用範囲を段階的に拡大することや、「2+2」として、両国の外交・安全保障の対話を開始すること、それに、朝鮮半島の平和と安定の維持に引き続き力を入れ、朝鮮半島問題の政治的な解決のプロセスを推し進めることなどが盛り込まれています。

#朝鮮半島

「中国ASEAN博覧会」は、双方の貿易や投資を促進しようと、中国南部の南寧で毎年開かれていて、ことしは27日から4日間の日程で始まりました。

開会式では、習近平国家主席がビデオメッセージを寄せ「中国とASEANは、アジア太平洋地域で最も成功し最も活力のある協力関係だ」と述べ、ことし1月から9月までの貿易総額で初めて中国にとって最大の貿易相手となった、ASEAN諸国との経済的なつながりを強調しました。

そのうえで「スマートシティーや5G、人工知能などの分野で協力を深め、『デジタルシルクロード』を構築していく」として、今後、デジタル分野の連携も深めていく考えを示しました。

ことしの博覧会は、新型コロナウイルスの影響でオンラインで参加する企業が多くを占めましたが、会場に設けられたブースでは中国やASEAN各国の企業が製品をPRしていました。

中国は今月15日、東アジアを中心に15か国が参加するRCEP=地域的な包括的経済連携で各国と合意していて、アメリカとの対立が今後も続くことも念頭に、ASEANとの連携を深めるねらいがあるとみられます。

中国商務省は、27日、オーストラリア産のワインについてことし8月から調査を進めた結果、不当に安く輸入されるダンピングが行われていることを認定したと発表しました。

そのうえで、中国のワイン業界に損害が生じているとして、対抗措置として28日からオーストラリア産のワインに一時的に保証金を上乗せするとしています。

これに対し、オーストラリアのリトルプラウド農相は声明を発表し、中国側の措置には根拠がないと批判するとともに「今回の決定を深刻に懸念しており、オーストラリアは強く対抗していく」としています。

両国の関係をめぐっては、オーストラリアのモリソン首相がことし4月、新型コロナウイルスの発生源を解明する独立した調査が必要だという考えを示したのに対し、中国が強く反発し、オーストラリアからの一部の肉製品の輸入を停止したり、大麦に関税を上乗せしたりするなどの措置を相次いでとっています。

今回のワインをめぐる措置で、急速に冷え込んできた両国の関係がさらに悪化する可能性があります。

これに関連して、中国外務省の趙立堅報道官は27日の記者会見で、中国とオーストラリアの間の対話のチャンネルは常に開かれているとしたうえで、「オーストラリアはまず反省すべきだ。一部の人々が冷戦思考とイデオロギーの偏見に固執し、中国の核心的利益の問題について誤った言動を繰り返したことが、両国関係の急激な悪化につながり、今日の困難な局面を招いている。オーストラリア側が誠意をもって中国と対話するのであれば、中国の懸念に真剣に向き合うべきだ」と述べて、けん制しました。

#オセアニア

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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