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菅総理大臣はサウジアラビアムハンマド皇太子と電話で会談し、サウジアラビアが進める脱石油と産業の多角化を中心とした改革を後押しする考えを伝えました。

電話会談は26日夕方、およそ10分間行われました。

この中で菅総理大臣は、サウジアラビアが議長国を務めたG20サミット=主要20か国の首脳会議の成功に祝意を示したのに対し、ムハンマド皇太子は日本の協力に感謝を伝えました。

そのうえで菅総理大臣はサウジアラビアからの原油の安定供給と国際原油市場の安定化の努力に感謝している。サウジアラビアが進める脱石油と、産業の多角化を中心とした改革努力を後押しする方針は揺るがない」と述べたのに対し、ムハンマド皇太子は協力をさらに強化したいという考えを示しました。

また菅総理大臣は北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けて理解と協力を求めました。

UAEの格安航空会社フライドバイは、ことし9月にイスラエルUAEが国交正常化の合意文書に署名したことを受けて、両国を結ぶ定期便を1日2往復運航することになり、26日夕方、イスラエルのテルアビブを出た第1便がドバイ国際空港に到着しました。

両国を結ぶ定期便の運航は初めてで、乗客は集まった報道陣にイスラエルのパスポートを見せて就航を喜んでいました。

イスラエルアラブ諸国パレスチナ問題をめぐり長年対立関係にありましたが、UAEに続いてバーレーンスーダンも国交正常化で合意するなど関係改善が進んでいて、アメリカ大統領選挙で勝利を宣言したバイデン前副大統領も歓迎する立場を示しています。

イスラエルUAEは、中東の経済の拠点であるドバイとイスラエル商業都市を結ぶことで人の往来を増やして経済交流の促進を図りたい考えです。

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