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Q.日本外交の立場は?
A.日本は、原油の9割以上を中東からの輸入に依存していて、中東地域の安定が重要だとしてイスラエルアラブ諸国の双方と関係構築に努めてきた。
日本は、ことしG7議長国だが、アメリカ、イギリスなど欧米5か国が発表したイスラエルを支持する共同声明には加わっていない。
岸田総理大臣は攻撃開始翌日の今月8日、旧ツイッターの「X」に、ハマスなどによる攻撃を「強く非難する」と投稿したが、「テロ」という表現は使わなかった。

その後、11日になって日本政府は、初めて「テロ攻撃」という表現を使って強く非難した。
外務省関係者は「音楽祭で無差別攻撃をするなど残虐な行為が明らかになってきたため、テロ攻撃と呼ぶことにした」と説明している。
また、8日の時点で、岸田総理大臣は「X」に「全ての当事者に最大限の自制を求める」と投稿したが、その後、松野官房長官は記者会見で「双方への働きかけを強化し、事態の沈静化に向けて尽力していく」という表現を使っている。

上川外務大臣イスラエルのほか、ヨルダン、UAE=アラブ首長国連邦、エジプト、カタールの外相と相次いで電話会談していて、今後、イスラエル軍が地上侵攻に踏み切るかどうかや国際社会の動向などを見極めながら事態沈静化への働きかけを続けることにしている。

Q.現地の日本人の状況は?

A.外務省によりますと、今月9日の時点でイスラエルパレスチナには、企業関係者などあわせておよそ1300人の日本人が滞在している。
ガザ地区には国際機関やNGOの関係者など少人数の日本人がいて、全員と連絡はとれているということです。具体的な人数は明らかにしていない。
上川外務大臣は12日夜、記者団に対し「在留邦人の安全確保に万全を期す」と述べ、現地にいる日本人の出国手段を確保するよう関係部局に指示したことを明らかにした。

また、エジプトのシュクリ外相と電話で会談した際、ガザ地区からエジプト側に退避を希望する日本人がいた場合には支援するよう要請した。
外務省は、今月10日、イスラエルの危険情報のレベルを引き上げ、▼ガザ地区とその境界周辺に最も高いレベル4の「退避勧告」を出している。
また、▼レバノンとの国境地帯はレベル3の「渡航中止勧告」、▼ヨルダン川西岸地区は、不要不急の渡航中止を求めるレベル2を継続している。
一方、▼テルアビブやエルサレムなど、このほかの地域については、不要不急の渡航中止を求めるレベル2に引き上げている。
外務省は、イスラエルにいる日本人に対して国外への退避を希望するか意向の確認を行うとともに、現地の情勢を踏まえながら危険情報のレベルをさらに引き上げるか検討することにしている。

Q.日本人の国外退避への対応はどうなっている?
A.日本政府は、イスラエルにいる日本人の出国を支援するため、14日に現地のテルアビブを出発し、UAE=アラブ首長国連邦のドバイに向かうチャーター機1機を手配することにしている。

これに関連し、岸田総理大臣は13日夜、「邦人などを輸送する必要が生じた場合に迅速に対応できるよう、自衛隊機をジブチ共和国に派遣し、同国に待機させることにした。現在、防衛省において準備中で、調整が整いしだい速やかに出発することを予定している」と明らかにした。
現地で手配するチャーター機の運航が滞るなどの不測の事態に備える狙いがある。
その上で岸田総理大臣は「関係各国とも緊密に連携しつつ、在留邦人の退避や安全確保に万全を期していきたい」と述べ、日本政府として、引き続き現地にいる日本人の安全確保に全力を挙げる考えだ。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・NHK解説「日本は、ことしG7議長国だが、イスラエルを支持する共同声明には加わっていない」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・以ギラッド・コーヘン駐日大使「日本は慎重になり、ハマスが援助をどうしているかに目を向けるべきだ」)

イスラエルパレスチナ情勢が緊迫の度合いを増していることを受け、日本政府は、イスラエルにいる日本人の出国を支援するため、14日に現地のテルアビブを出発し、UAEアラブ首長国連邦のドバイに向かうチャーター機1機を手配することにしています。

これに加え、政府は、チャーター機の運航が滞るなどの不測の事態に備えて、対応に万全を期したいとして、周辺国ジブチ自衛隊機を派遣することを決め、木原防衛大臣は午後6時前に、自衛隊に対し、自衛隊機を派遣し待機するよう命じました。

木原防衛大臣は午後7時前に防衛省で記者団に対し、「現下のイスラエルパレスチナ情勢を受けて外務大臣から私に対し、現地に滞在する邦人の輸送に向けて準備開始をするよう要請があった。これを受けて私から自衛隊輸送機をジブチ共和国まで移動させ待機することを命じた。命令を受けて在イスラエル国邦人等輸送統合任務部隊を編成し、各種調整が整い次第、航空自衛隊の輸送機をはじめとする自衛隊の部隊をジブチ共和国に向けて出発させる予定だ」と述べました。

自衛隊機は準備が整い次第、現地に向けて出発するということです。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・木原防衛相「邦人出国に際しチャーター機運航が滞るなどの不測の事態に備え自衛隊ジブチ派遣待機命令」)

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