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30日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて271ドル73セント安い、2万9638ドル64セントでした。

月末ということもあって、当面の利益を確保しようという売り注文が先行しました。

また新型コロナウイルスの感染再拡大も相場の重しとなりました。

ただ先月・11月1か月間のダウ平均株価は新型ウイルスのワクチン開発への期待などから、3100ドル余りの上昇と記録的な値上がりで、24日には初めて3万ドル台をつけました。

市場関係者は「大統領選挙後の混乱を心配する向きもあったが、終わってみれば11月は記録的な上昇だった。ワクチンの開発と普及が進むかに注目が集まっているが、足元の景気回復が決して順調とは言えないなかでの急速な株価の上昇に懸念も出ている」と話しています。

初めて3万ドルの大台をつけるなど、先月、大幅に上昇したダウ平均株価ですが、先月1か月間の値上がり率は11.8%と、1987年1月以来、実に33年10か月ぶりの記録的な上昇となりました。

30日のダウ平均株価の終値は2万9638ドル64セントで、1か月間で見ますと3137ドル、率にして11.8%値上がりしました。

この上昇率は、1987年1月に記録した13.8%以来のもので、33年10か月ぶりの大幅な値上がりとなりました。

ニューヨーク株式市場は新型コロナウイルスのワクチン開発の期待から11月は大幅上昇を続け、ダウ平均株価は24日には初めて3万ドルの大台に乗せました。

大きな混乱も予想された大統領選挙後の政治情勢が市場ではこれまでのところ平穏に推移していると受け止められていることも、株価上昇につながっています。

一方で新型ウイルスの感染拡大が再び深刻になっているほか、依然、多くの失業者がいるなど、足元の景気回復は決して順調ではないと指摘される中で、11月の株価上昇を「ワクチン・ラリー」と呼ぶだけでなく、「ワクチン・バブルではないか」と言う関係者もいます。

株価20%急伸
米バイオテクノロジー企業モデルナは新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンについて、30日に米国と欧州の当局に認可申請する計画だ。新たな分析で重大な安全性の問題は浮上せず、新型コロナへの高い予防効果が示された。196人を対象とする一次解析で有効性は94.1%と、16日に公表された暫定結果(94.5%)とほぼ同水準だった。この発表でモデルナ株は急伸し、20%高で引けた。

なお存続も
ドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を管理するICEベンチマーク・アドミニストレーションは、指標金利として重視される3カ月物ドルLIBORを2023年6月末まで存続させることを検討している。米連邦準備制度理事会FRB)と連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)の共同声明で明らかになった。ICEベンチマークは3カ月物ドルLIBORの終了時期を、当初予定の21年末から1年半先延ばしする可能性がある。6カ月物と12カ月物のドルLIBORも終了が延期される可能性がある。

女性躍進
バイデン次期米大統領は経済チームの顔ぶれ第一陣を発表した。財務長官にジャネット・イエレン前連邦準備制度理事会FRB)議長、行政管理予算局(OMB)局長に民主党政策スタッフを長年務めるニーラ・タンデン氏、大統領経済諮問委員会(CEA)委員長にプリンストン大学公共政策・国際関係大学院長のセシリア・ラウズ氏をそれぞれ正式に指名した。イエレン、タンデン、ラウズ3氏の指名が上院で承認された場合、経済チームの主要3ポストを初めて女性が占めることになる。

根拠が不十分
世界貿易機関WTO)は日本製のステンレス棒鋼に対して韓国が関税措置を延長したことは国際貿易ルールに違反しているとの判断を示した。WTOのパネル(紛争処理小委員会)は、韓国が2017年に日本製ステンレス棒鋼に15.39%の課税延長を決めたのは反ダンピングを巡る合意に違反するとの日本の主張をおおむね認めた。同委員会は、韓国は関税措置継続を正当化するための根拠を十分に提示していないと説明、韓国に是正を求めた。韓国側は判断を不服として上訴する計画。

会合延期
石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合は12月3日に延期された。当初は1日に開催する予定だった。ブルームバーグが確認したOPECの書簡内容によると「さらなる協議」を先に行う必要があるためだとしている。11月30日に行われたOPEC会合は合意に至らずに終了し、加盟国閣僚は12月1日に協議を継続することで一致していた。

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