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政府は、今年度の国の税収を過去最高のおよそ63兆5000億円と見積もっていました。

しかし、新型コロナウイルスの影響で企業の業績が悪化し、法人税の税収が落ち込んでいることなどから、今年度の税収は、当初の見込みをおよそ8兆円下回り、55兆円程度になると見込まれています。

この見通しでいくと、昨年度の税収のおよそ58兆4000億円から3兆円程度、減少することになり、前の年度からの落ち込み幅ではリーマンショックのあとの2009年度以来となります。

政府は8日に決定した経済対策を盛り込んだ今年度の第3次補正予算案の編成作業を進めていますが、税収の減少を補い、経済対策を実施する財源として追加で赤字国債を発行する方針です。

これによって、今年度は新規の国債発行額が初めて100兆円を超える見通しとなり、財政再建への道のりは一層険しくなります。