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フランス大統領府は17日、マクロン大統領に新型コロナウイルスの初期症状が見られたため、PCR検査を行ったところ陽性と判定されたと発表しました。

マクロン大統領は7日間の隔離に入り、職務は遠隔で続けるとしていて、発表のあとも会議にオンラインで参加する姿を見せていました。

一方、ヨーロッパでは、ここ数日、マクロン大統領と接触する機会があったEUヨーロッパ連合のミシェル大統領やスペインのサンチェス首相、ポルトガルのコスタ首相らが相次いで自主隔離をする事態になっています。

さらに、マクロン大統領は16日に与党の幹部や大統領府の高官ら十数人と会議を兼ねた夕食会を開いていたことが明らかになっていて、参加者のうち、カステックス首相や議会下院のフェラン議長らが7日間の自主隔離に入りました。

地元メディアは、関係者の話として夕食会では出席者の間で距離を取るなど感染対策をとっていたと伝えています。

ただ、フランス政府は感染が再び拡大しかねないとして7人以上の大人が集まって食事をするのは避けるよう呼びかけているだけに、軽率な行動でなかったか、疑問の声も出ています。

フランス政府のアタル報道官は17日夜、地元のニュース専門チャンネルの番組に出演し、マクロン大統領の体調について「咳と重度の疲労がある」と説明しました。

そのうえで、「大統領は仕事に全面的に取り組んでいる。闘志は失われていない」と強調しました。

また、マクロン大統領の妻のブリジットさんは症状はなく、検査で陰性だったことも明らかにしています。

北欧のスウェーデンでは、イギリスやフランスなど、ヨーロッパ各国が厳しい外出制限といった措置に踏み切る中でも、一部のサービスを除いて飲食店の営業を認めるなど、比較的緩やかな独自の新型コロナウイルス対策を続けてきました。

しかし、10月下旬から感染が急速に拡大し、新たに感染が確認される人が1日に8000人を超える日もあるほか、死亡した人は累計で7800人を超えています。

スウェーデンのグスタフ国王は、公共放送SVTのインタビューで、これまでの対策について「簡潔に言えば、われわれは失敗したと考えている。多くの人が亡くなった。恐ろしいことだ」などと述べ、感染拡大を食い止められず、対策は失敗だったという考えを示しました。

首都ストックホルムでは、集中治療室で治療を受ける患者が増え、医療体制がひっ迫し始めていると伝えられています。

政府は、先月以降、9人以上が集まることを禁止するなど規制を強化していますが、クリスマスを前にした街なかはショッピングを楽しむ大勢の人で混雑しているということで、感染拡大にどう歯止めをかけるのか、難しい課題に直面しています。

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