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新型コロナウイルスに感染し、隔離中のマクロン大統領は、18日みずからのツイッターに感染してから初めてとなるビデオメッセージを投稿しました。

マクロン大統領は少し疲れた様子でしたが、「安心してほしい。私は元気だ。きのうと同じ疲れや頭痛、せきの症状があるが、これまでに感染した多くの人と同じだ」と述べて、仕事のペースは少し遅くなっているものの引き続き職務にあたっていることを明らかにしました。

そのうえでマスクの着用などの対策をしていたにもかかわらず感染したとして「このウイルスから安全な人は誰もいない」と強調し、国民に警戒を呼びかけました。

一方、フランスのメディアは18日、マクロン大統領が今月10日から11日にかけて開かれたEUヨーロッパ連合の首脳会議で感染した可能性があると相次いで伝えています。

18日には同じく首脳会議に出席していたスロバキアのマトビッチ首相の感染も明らかになっていて、有力紙「パリジャン」は新型コロナウイルスの潜伏期間が平均で5日から6日とされていることを指摘し、マクロン大統領が感染した時期は「EU首脳会議がぴったりあてはまる」としています。

イタリアでは新型コロナウイルスの感染が抑えられているとして、今月に入り、一部の地域で行っていた日中の外出制限や、小売店などの営業を原則禁止する措置を段階的に解除しました。

しかし、亡くなった人の数は、イギリスを抜いてヨーロッパで最も多い7万人に迫り、1日の感染者数も1万8000人前後と高止まりが続いています。

こうした状況を受けコンテ首相は18日夜、記者会見を行い、クリスマスイブの24日から年明けの来月6日までの2週間、全土で再び外出を制限し、ほとんどの小売店や、持ち帰りや宅配を除く飲食店の営業を原則として禁止すると発表しました。

その一方、制限の期間中、家族や友人と一緒に過ごせるよう、大人2人までなら14歳未満の子どもとともに家に招くことができるとしています。

また、今月28日からの3日間と、来月4日は規制を一時的に緩め、自治体の中での移動を認め小売店も営業できるとしています。

コンテ首相は「クリスマス休暇に規制を強化することは苦渋の決断だ」と述べ、理解を求めました。

ヨーロッパではドイツやイギリスなどで、クリスマスを前に規制を再び強化する動きが相次いでいます。

人口1000万余りのスウェーデンでは、ヨーロッパ各国が厳しい規制に踏み切る中でも基本的に飲食店の営業を認めるなど比較的緩やかな独自の新型コロナウイルスの対策を続けてきました。

しかし、10月下旬から感染が急速に拡大し、11月には9人以上が集まることを禁止するなど規制の強化に踏み切りましたが、感染拡大に歯止めはかかっていません。

18日には、新たに感染が確認された人が9600人を超え、ロベーン首相は今月24日から飲食店で同席できる人数を4人までに制限することや、アルコールを販売できる時間を午後8時までに制限することなどさらなる規制の強化を発表しました。

またマスクの着用についても、これまで科学的な根拠が不明確だとしていましたが、混雑する時間帯に公共の交通機関を利用する際には推奨するとしています。

スウェーデンでは、グスタフ国王が対策は失敗だったという考えをインタビューで示すなど、国民の自主性を重んじて続けられてきた独自の対策を疑問視する見方も強まっています。

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