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ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏がことし8月、化学兵器の神経剤で襲われたとみられる事件について、今月14日国際的な調査報道グループ・ベリングキャットは、ロシアの治安機関FSB=連邦保安庁が関与していたとする調査結果を公表しました。

これに関連してプーチン大統領は17日の記者会見で、当局の関与を改めて否定した一方で、ナワリヌイ氏が、アメリカの特殊機関の支援を受けているとしたうえで「当然目を離さないようにしなければならない」と述べました。

これを受けてロシア大統領府のペスコフ報道官は18日「治安機関は、力ずくで政権交代をしようと呼びかけているような人たちにも目を光らせている」と述べ、ロシアの治安機関が、プーチン政権への批判を強めるナワリヌイ氏の監視を続けていることを示唆しました。

こうした発言についてナワリヌイ氏の広報担当者は、政権側は監視していることを認めたものの事件への関与は否定しているとして、ツイッター上で皮肉を交えて批判しました。

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